橋下徹氏 維新の予算案賛成の判断から見えた「代表が首長」の特性 「知事は政策を前に進めるのが仕事」

[ 2025年3月8日 15:10 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事の橋下徹弁護士(55)が8日、カンテレ「ドっとコネクト」(土曜前11・20)に出演し、日本維新の会が賛成に回ったことで衆議院を通過した2025年度の予算案について「吉村代表らしい判断」と、その胸中に思いを巡らせた。

 今回の与党への“すり寄り”とも見える維新の判断について、橋下氏は自身の経験も踏まえて「知事や市長をやってた人間はとにかく政策を1つでも進める。それで批判が出たとしても、評論家やコメンテーターと違うのは、以前よりもマシであればやるっていうのが基準。100点は狙わない。60点であったとしてもやるんです」と、代表が首長という特性がこの判断につながったという考えを示した。

 当然ながら、世間は60点だと批判が噴出する。しかし、橋下氏は「今、吉村代表はボロカスに言われていますが、確かに高校生持ってる家庭だけですけども、授業料はかなりの援助が入ります。年収の壁のところも国民民主が言っているほどにはなってないけれども、収入850万円までの人には2万から3万の減税にはなっている」と前進を決断した吉村代表の考え方を解説した。

 橋下氏も「自民党の案の予算には防衛増税も入っているし、国民民主の玉木代表が言う178万円の壁の方が減税効果は高い」と、100点にはほど遠いことは指摘したうえで「自民党の案に賛成すれば、いろんな批判が出てくることは百も承知。ただ、以前よりも前に進むことが吉村さんの判断だった」と話し、今後続々と出てくる批判を受けて、さらに与党と議論が深まることを期待していた。

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