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畑山隆則氏「ギリギリのところで勝ち切るのが強さ」 2団体統一王者の寺地拳四朗を称賛!

[ 2025年3月13日 22:12 ]

プロボクシング WBC・WBA世界フライ級王座統一戦   WBC王者 寺地拳四朗(BMB)<12回戦>WBA王者 ユーリ阿久井政悟(倉敷守安) ( 2025年3月13日    東京・両国国技館 )

<WBC&WBA世界フライ級王座統一戦 寺地拳四朗・ユーリ阿久井政悟>勝利し喜ぶ寺地拳四朗(撮影・島崎忠彦)
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ボクシング元世界王者の渡嘉敷勝男氏(64)、竹原慎二氏(53)、畑山隆則氏(48)が13日にYouTubeチャンネル「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 公式チャンネル」で生配信。 WBC世界フライ級王者・寺地拳四朗(33=BMB)がWBA同級王者ユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)を下して統一王者となり、ライトフライ級に続き2階級での複数団体王座統一を達成した。

 12年6月の井岡一翔―八重樫東戦、22年11月の寺地―京口絋人戦に次いで国内3例目の 日本人同士の団体王座統一戦は激闘となった。試合序盤から一進一退の攻防が続いた。6Rからは足を止めて接近戦の打ち合いになると場内からは大歓声が上がった。

 最終ラウンドに死闘の決着がついた。拳四朗が一気に前に出て、連打を浴びせた。止まらないパンチにユーリの体が左右に揺れると、最後はレフェリーが止めてTKO勝利を飾った。

 9Rまで戦い方を見て畑山氏は「拳四朗はもう倒しにいってない。当ててだけ」と拳四朗の変化に言及していた。しかし最終Rを終えて「明らかに戦い方を変えていた。完全に倒しに行っていた。ギリギリのところで勝ち切るのが拳四朗の強さ」と称賛した。

 竹原氏は「最終ラウンドまで戦い切ってたらどうなってたんだろう。良い試合でした」と口にした。

 11Rまでのジャッジペーパーでは2人が105-104でユーリ、1人が106―103で拳四朗につけていた。拳四朗にとってはまさに逆転KO勝利となった。

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