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中谷潤人に特注シューズ届く「地面をつかみやすい」初の統一戦を後押し 尚弥との決戦も楽しみに

[ 2025年6月1日 04:30 ]

プロボクシングWBC&IBF世界バンタム級王座統一戦   WBC王者・中谷潤人(M.T)<12回戦>IBF王者・西田凌佑(六島) ( 2025年6月8日    東京・有明コロシアム )

<中谷公開練習>公開練習でシャドーをする中谷(撮影・大城 有生希)
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 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人が31日、IBF王者・西田凌佑との王座統一戦に向け、相模原市内の所属ジムで練習を公開。シャドー、サンドバッグ打ちなどを披露し「必ず統一チャンピオンになる。ベルトが自分の手に渡るところをイメージしている」と余裕を漂わせた。

 心強い相棒が自身初の王座統一を後押しする。試合では、中谷がアンバサダー契約を結ぶ英国のボクシング・ブランド「BOXRAW」社製の特注リングシューズを着用することが決定。白を基調としたデザインで、カットの高さやメッシュ素材の硬さなど細部にこだわったモデルがこのほど完成した。「グリップが利いて地面をつかみやすい。期待してもらえれば」。同シューズを着用したこの日は、サンドバッグ打ちでも力強い音を響かせた。自身過去最長となる世界戦5戦連続KO勝利も懸かる一戦。愛称「ビッグバン」の文字も初めてシューズに刻み、新兵器とともに連続KOを狙う。

 来年5月には井上尚弥とのドーム決戦が内定。「さらに大きい未来を想像してもらえるようなファイトをしたい。この舞台を楽しんで、ものにする」。自身初の大一戦を楽しむ余裕さえ、今の中谷には備わっている。 (伊東 慶久)

 ▽BOXRAW(ボックスロウ) 17年に設立した英国のボクシング・ライフスタイルブランド。世界初の2階級4団体統一に成功したテレンス・クロフォードや世界3階級制覇王者ジャーボンタ・デービス(ともに米国)ら世界的スターも愛用する。中谷は今年4月にアジア圏の選手として初のアンバサダー契約を締結。リングシューズはシグネチャーモデルとして販売される計画もある。

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