中谷“ハッピー潤人”で待ってろ尚弥　西田のブラックホール「全然感じなかった」

WBC＆IBF世界バンタム級王座統一戦   WBC王者・中谷潤人《12回戦》IBF王者・西田凌佑 （ 2025年6月8日    有明コロシアム ）

＜ボクシング　計量＞写真に納まる中谷潤人（左）と西田（撮影・西海健太郎）
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　自身初の王座統一戦に臨む中谷は200グラムアンダーで一発クリアし、ガッツポーズ。前日にはリミットに入っていたことを明かし「体的にはベストをつくれた。あとはビッグバンを発揮できるように頑張っていきたい」と、世界戦区切りの10戦目へ闘志を高めた。

　ベルトを懸けて戦う西田とは約16秒にらみ合うと、最後はうなずき合って別れた。自身の「ビッグバン」の愛称に対し、相手は「ブラックホール」を掲げているが「（ブラックホール感を）全然感じなかった」と涼しい顔。計量後は好物のウナギでリカバリーに努めるようで「体調は良い。“ハッピー潤人”で頑張ります」と最後まで笑顔を絶やさなかった。

　来年5月に世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（32＝大橋）との東京ドーム決戦が内定し、今回がバンタム級最終戦となることが濃厚だ。「この試合をクリアすればいろんな選択肢が出てくるので、しっかりチョイスしていきたい」。日本人世界王者同士の統一戦で階級最強を証明し、次のステップに進む。