フジ ハラスメント認定の政治部勤務男性を反町理氏と認める 嘱託契約更新を行わない方針 番組は降板

[ 2025年6月5日 18:31 ]

フジテレビの反町理氏

 フジテレビは5日、中居正広氏(52)と女性とのトラブルに端を発する、同局の問題を調査した第三者委員会から調査報告書で「重要な社内ハラスメント事案」としてハラスメント認定されたフジテレビ報道局の政治部勤務男性社員(当時)の処分を公表した。この男性についてフジテレビ側は反町理氏であると認めた。出演を見合わせていた「BSフジLIVEニュース」のキャスターは降板となった。

 女性後輩社員2人へのハラスメントが認定された対象者⑥として記載された男性社員。行為について、「一事不再理の原則(懲戒処分の対象になり得る行為として一度認識・調査され、処分または不処分の判断がなされた場合には、同一の行為について、再度、処分に関する審理・判断を行うことはできないという原則)に基づき、懲戒処分を行うことができなくなったものである」となど言及。「対象者⑥のハラスメント行為は、2007年頃及び2018年の当時において、当社が適切に対応していれば、懲戒処分の対象になり得た行為である。そのような適切な対応が行われず、懲戒処分を行わない状態が長年継続したことにより、女性社員m及び女性社員nに対して二次被害を生じさせた。こうしたハラスメント行為も考慮した人事対応を講じてこられなかった点も含めて、現経営陣より女性社員らに対して謝罪する意向である」とした。

 処分については「処分できず」と公表され、「対象者⑥については、ハラスメント行為について真摯に反省し、今後ハラスメントを行わないことを求める等の厳重注意をしている。なお、対象者との嘱託契約は、2025年6月末で終了し、契約の更新は行わない予定である」と説明した。

 3月31日に発表した調査報告書で、男性社員のハラスメント行為があったと認定され、男性社員は同日放送の出演番組を欠席。「状況に鑑み出演を見合わせたい」との申し出があったという。3月27日付でフジの取締役を退任。4月1日に番組への出演を当面見合わせることが発表されていた。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

2025年6月5日のニュース