天心の大差判定に元世界王者がチクリ「98―92はありえないけどね」勝利には納得

＜バンタム級10回戦　那須川・モロニー＞2回、ジャブを放つ那須川天心（撮影・藤山　由理）
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　渡嘉敷勝男氏、竹原慎二氏、畑山隆則氏のボクシング元世界王者3人がYouTube「ぶっちゃけチャンネル」で、那須川天心（帝拳）とジェイソン・モロニー戦（オーストラリア）を生解説した。

　3者とも天心のスピードを称え、勝利を予想した。

　6回に天心が右ストレートを浴びて尻もちをつきかけたが、畑山氏は「ダメージはない」と指摘。竹原氏も「強引な打ち合いはいらない」と、足を使って逃げ切れると解説した。

　ただ、さすがは元世界王者。後半はモロニーの猛攻を天心が「闘牛士みたい」にかわす展開が続いた。

　結果は天心の3―0判定勝利。ジャッジの1人が98―92の大差をつけたことについては竹原氏が「98―92はありえないけどね、誰？」と苦言を呈したが、畑山氏も4ポイント差で天心を支持するなど勝利には納得した。

　それでも天心を高く評価する畑山氏は「俺からしたら苦戦だね。もっと完勝するかと思った」と、モロニーの地力を称えた。