甲斐翔真　ドラァグクイーン姿に「120点」　舞台「キンキーブーツ」初日

ミュージカル「キンキーブーツ」囲み取材に出席した（左から）東啓介、有澤樟太郎、甲斐翔真、松下優也、ジェリー・ミッチェル氏（撮影・糸賀　日向子）
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　俳優の甲斐翔真（27）が27日、東京・渋谷の東急シアターオーブで舞台「キンキーブーツ」の初日を迎えた。

　経営難の靴工場がドラァグクイーン用のブーツ工場として再生する物語。甲斐は松下優也（34）とダブルキャストでドラァグクイーンのローラ役を演じる。

　初日前に囲み取材に応じ、ドラァグクイーン姿で登場。自身でその姿を見て「120点でした。本当にプロの方々、すごくないですかね？甲斐翔真が消えて、ちゃんとローラ役になれてるんだなって全身鏡を見て思いました」と手応えを語った。劇中ではヒールのある靴を履いてのダンスも披露。一番高いヒールは12センチもあり、「稽古始めの方と足の細さがふくらはぎが上がってきて、ヒール筋ってこれかと実感してます」と話した。

　日本では2016年に初演され、19年、22年に再演された人気作。「僕は初演から毎公演見させていただいているんですけど、引っ込むたびに衣装を変えて化粧も落としたり足したりする。こんなに休憩無いんだって感じた」と本番中はずっと大忙し。「始まったら終わるの一瞬で、あれ何やってたっけ？ぐらいのすごくスピード感のある役。すごくやりがいがあって楽しい。考える間もなく、ただローラを生きるっていうのがすごく貴重な体験」といきいきとした表情で話した。