【陸上】ハードラー泉谷駿介が走り幅跳びとの二刀流挑戦へ 東京世界選手権は「2種目でメダル」

[ 2025年3月19日 12:28 ]

陸上の世界室内選手権出発を前に取材に応じる泉谷駿介
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 陸上男子110メートル障害日本記録保持者の泉谷駿介(住友電工)が19日、世界室内選手権(21~23日、中国・南京)出場のため成田空港から出発を前に取材に応じた。今大会は走り幅跳びに絞っての出場で、9月の東京世界選手権(国立競技場)では2種目での出場を目指す25歳は「練習は順調に積めている。まずは世界選手権標準記録の8メートル27を跳ぶことが目標」と語った。

 順大時代は110メートル障害、走り幅跳び、三段跳びの“三刀流”をこなしていた泉谷も、シニアレベルでは110メートル障害に比重を置いて競技に取り組む。世界選手権での2種目挑戦を決意したのは冬季練習に入る前だといい、「いろんな理由があるが、自分の可能性を最大限に発揮するためであったりとか、単純に挑戦したい気持ちが大きかった」と語った。

 今大会に向けては約1カ月前から助走や跳躍練習を開始。周囲からは二刀流挑戦を心配する声も耳に届いたというか、「結構、心配する声が大きかった。ま、自分が一番心配だなって思う」と話し、豪快に笑う。一方で相乗効果も感じているといい、「詳しくは言えないが、気持ちの面では楽というか、リフレッシュになっている」と話した。

 二刀流と言えば、野球の大リーグ東京シリーズで日本滞在中のドジャース・大谷翔平。「本当に刺激になっている」と話した泉谷だが、前夜の開幕戦を見たかと問われると「すみません、野球はちょっと疎くて、分からないです」。野球には明るくない様子だったが、世界選手権に向けては「2種目に出場して、2種目でメダルを獲ることが目標」と言い切ってみせた。

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