朝乃山が16歳を寄り切り 三段目で6戦全勝、近大同期で同部屋の朝玉勢と優勝争い

[ 2025年3月19日 13:21 ]

大相撲春場所11日目 ( 2025年3月19日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲大阪場所11日目・三段目>太秦を寄り切りに破る朝乃山(撮影・井垣 忠夫)
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 昨年名古屋場所で左膝前十字靱帯を断裂し、4場所ぶりに復帰した元大関で西三段目21枚目の朝乃山(31=高砂部屋)が西三段目59枚目の太秦(16=伊勢ノ海部屋)との5戦全勝対決を寄り切り、6勝0敗へ星を伸ばした。三段目の6勝0敗は元十両の朝玉勢(31=高砂部屋)一人となった。

 元大関は16歳の相手にも慎重だった。得意の右差しから胸を合わせ、押し込まれたがしっかり左上手も引いた。取組前に太秦の取り口を映像で確認したそうで、「立ち合いに変化していたのを見ました。今の時代、誰かしらが動画を上げてくれていますから」。

 大学時代を過ごした大阪での復帰場所はあと1番。早くも感慨にふけりがちな気持ちを「まだありますので。終わってから気づくことだと思う」と自らに活を入れるように戒めた。

 近大の同期、加えて同部屋と争う復帰場所での優勝。「ここまで来たら…。でもここで終わりたくない。15日間取りたい」と早期の十両復帰を見据え、視線はあくまで高く保った。

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