【全仏OP】33年ぶり日本人対決は日比野菜緒に軍配　ストレート勝ちで4年ぶり2回戦進出「今いい状態」

全仏オープンテニス　女子シングルス1回戦 （ 2025年5月27日    パリ・ローランギャロス ）

女子シングルス1回戦に臨む日比野菜緒（ロイター）

　女子シングルス1回戦が行われ、世界ランキング196位の日比野菜緒（30＝LuLuLun）は同61位の内島萌夏（23＝安藤証券）と対戦。日本人対決を制し、2021年以来4年ぶりの2回戦進出を果たした。

　全仏オープンでの日本人対決は1992年の女子シングルス1回戦（伊達公子ー沢松奈生子）、同3回戦（伊達公子ー遠藤愛）以来33年ぶりとなった。

　第1セットは強烈なフォアを打ち込んでくる内島に対し、日比野はスライスを多用して相手のミスを誘発。6ー1と大差をつけてこのセットを奪った。

　第2セットは競り合う展開が続いたものの、最後まで集中力を切らすことなく、7ー5で制した。

　オンコートインタビューでは「予選を3回戦ったのがアドバンテージになった。内島選手も第2セットでファイトバックしてきたのでタフなラリーもあったが、2セットで勝ち切れてよかった。3月からクレーでの試合に出ていて、少しずつクレーの戦い方が分かってきた。凄く今いい状態で来ているので、後悔のないように全力でプレーしたい」と語った。