史上初の40代優勝へ前進!序二段の42歳飛燕力が元気一杯の6戦全勝

[ 2025年3月19日 12:46 ]

大相撲春場所11日目 ( 2025年3月19日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所11日目>突き落としで魁陽龍を破る飛燕力(右)=撮影・後藤 正志
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 序二段東67枚目の飛燕力(42=押尾川部屋)が西序二段87枚目の魁陽龍(かいひりゅう、23=浅香山部屋)を下し、6戦全勝とした。立ち合いで低い姿勢を保ち、タイミングよく突き落としを決めた。三段目優勝を決めた2014年名古屋場所以来の6連勝に「久しぶりですね6連勝は」と笑みをこぼした。

 元大関・大麒麟が師匠を務めた前押尾川部屋に弟子入りし98年春場所で初土俵。その後尾車部屋に移籍し、再び再興した現押尾川部屋所属になった異色の経歴を持つ。場所前に42歳になったが、若々しい相撲で快進撃を続ける。番数は1日5番ほどだが、「今場所は新弟子にぶつかり稽古で胸を出している。若手に刺激を受けています」と好調の要因を明かす。42歳にして優勝争いに加わるなど衰え知らず。「良く寝て良く食べている。外に出ずに宿舎で飲んでます」と笑う。

 序二段は3人が6戦全勝。13日目の相手は決まっていないが、まずは七番相撲に全力投球の構え。優勝すれば序二段では一ノ矢の32歳27日の年長優勝記録を実に10歳も更新。幕下以下でも前人未踏の40歳Vの快挙となる。「ここまでくれば…もちろん」とベテラン力士の声がいつになく弾んでいた。

 ◇各段年長優勝
 幕 下 大岩戸 36歳8日
 三段目 ☆北はり磨 37歳1カ月25日
 序二段 一ノ矢 32歳27日
 序ノ口 久之虎 31歳6カ月28日
 ※☆は現役

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