舌出しニヤリにピョンピョン…大谷翔平2安打も試合終了14分後に帰路へ ドジャースはメッツに完敗

[ 2025年6月5日 14:20 ]

ナ・リーグ   ドジャース1―6メッツ ( 2025年6月4日    ロサンゼルス )

<ドジャース・メッツ>3回、安打を放ち、キャニング(左)に向け舌を出す大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が4日(日本時間5日)、本拠でのメッツ戦に「1番・DH」で先発出場。4打数2安打で4試合ぶりマルチ安打をマークしたが、チームは完敗を喫し、試合終了後、約14分で帰路についた。

 エンゼルス時代の同僚だった相手先発・キャニングとの対戦。初回の第1打席はチェンジアップを打ち上げてしまい、中飛に倒れた。3回2死の第2打席は高め直球を捉え、右前打。一塁ベースへ走る際にはマウンドの右腕に向かって舌を出してニヤリ。キャニングも思わず小さく笑みをこぼした。

 5回2死一塁の第3打席はフルカウントから内角チェンジアップに手が出ず、見逃し三振に倒れた。この打席では3ボール1ストライクからの5球目、外角スライダーを見送り、四球と確信して一塁ベースに向かいかけたが、球審がストライクの判定。思わずその場でピョンピョンと飛び跳ね、悔しさをあらわにする場面もあった。

 8回の第4打席は相手2番手・カスティーヨのスライダーを振り抜き、右前打で4戦ぶりにマルチ安打をマークした。

 ただ、チームは初回、先発・ゴンソリンが先頭・リンドアに死球を与えると、続くニモのゴロを二塁手E・ヘルナンデスが弾くミスで一、三塁にピンチを広げ、次打者・ソトのニゴロの間に三塁走者が生還し、先制点を許した。さらにアロンソには2ランを浴び、初回だけで3点を失った。

 ゴンソリンは2回以降立て直し、5回3失点だったが、打線がキャニングを攻略できずにいると、0―3の8回に4番手・ルータスが四死球で無死一、二塁のピンチを招くと、アロンソにこの日2本目となる3ランを浴び、リードを広げられた。9回にパヘスが零敗阻止の12号ソロを放ったが、焼け石に水で完敗を喫した。

 チームが完敗を喫し、大谷は試合後、約14分で帰路についた。

 この日の試合前、大谷はロバーツ監督から監督室に呼ばれ、第1子誕生を祝い子供用のピンク色のポルシェが贈られた。指揮官とはこれまでにもポルシェを使った“イタズラ”を度々、繰り返しており粋なプレゼントに「ナイス」と感謝していた。

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