【女子ゴルフ】稲垣那奈子 上位キープで週末へ「自分に妥協しない」中日・涌井から刺激

[ 2025年5月30日 17:57 ]

国内女子ゴルフツアー リゾートトラスト・レディース 第2日 ( 2025年5月30日    徳島県 グランディ鳴門GC36=6585ヤード、パー72 )

<リゾートトラスト・レディース第2日>13番、ティーショットを放つ稲垣那奈子(撮影・井垣 忠夫)
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 3位から出た稲垣那奈子(24=三菱電機)が2バーディー、1ボギーの71で回り、通算6アンダーで4位と上位をキープした。第1ラウンドは自己ベストを2打更新する67。この日はスコアを1つ伸ばし、上位で決勝ラウンドへ進む。

 「ピン位置が難しくて、山の上にピンが切ってあるみたいな感じだった。4メートルぐらいにはついていたんですけど、前半は1つも入らず、後半もほとんど入らずで、ショットはいいのに耐えてる感じだった」

 ピンチは16番だった。ティーショットを左に曲げ、隣の17番のバンカーに入った。2打目は17番のティーグラウンドに向けて打ち出し、3打目で16番のグリーンに乗せた。ピンまで7メートルを70センチまで寄せて、パーで乗り切った。

 早大出身でプロ2年目。ルーキーイヤーの昨年はツアー9試合に出場も6試合予選落ち。それでも下部ツアーの大王海運レディスオープンで2位。今季は富士フイルム・スタジオアリスで14位に入るなど力をつけてきた。

 長いシーズンを戦い抜くためにオフは3年連続で中日・涌井秀章の自主トレに参加。中日・根尾昂や巨人・横川凱らプロ野球選手と一緒に「毎日立つのがやっと」というほどシャトルランや坂道ダッシュなどで走り込む。「全体的な体力の底上げはすごくゴルフのためになると思う」と自信を深めた。

 21年連続勝利を挙げ、長く球界で活躍している涌井から刺激を受けている。「トレーニングに対する姿勢がすごく一生懸命で真摯。自分に妥協しないし、常に追い込む姿勢を見ると、アスリートの中のアスリート。私は甘えちゃう場面とかありますけど、アスリートとしてやっていく中では絶対にダメなんだなと思う」。

 好位置で迎える週末へ「今日は耐えたという感じだったので、ショットに頼らず、しっかりパットでもバーディを取れるように準備をして、残り2日間、上位で争えるように頑張りたい」と意気込んだ。

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