武藤俊憲 “リベンジ”の1差2位スタート 14年足首のじん帯断裂と同じコース

[ 2025年5月30日 04:39 ]

男子ゴルフツアー ミズノ・オープン第1日 ( 2025年5月29日    岡山県 JFE瀬戸内海GC=7461ヤード、パー72 )

<ミズノオープン・1日目>4番、ティーショットを放つ武藤俊憲(撮影・中辻 颯太)
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 主催者推薦で出場している武藤俊憲(47=フリー)が66で回り、1打差の2位につけた。14年に左足首じん帯断裂の大ケガを負ったコースでリベンジへ好スタート。今平周吾(32=ロピア)が7アンダーの65で首位に立った。石川遼(33=CASIO)は71の67位と出遅れた。

 恩返しのチャンスだ。2番パー5。大会スポンサーのミズノと用具契約を結ぶホストプロの武藤は、ピンまで残り50ヤードの3打目をウエッジで1メートルに寄せバーディーを奪って波に乗った。

 「初日に名前を出せて最低限のことができて良かった。ここ数年コツコツとやって、やっとゴルフになってきたかなという感じです」。コロナ禍の20~21年に賞金シードを失ってから4年。以前はピンをデッドに狙うイケイケのゴルフだったが、加齢とともに飛距離が落ち、マネジメントを重視するスタイルのゴルフに変え復調のきっかけをつかんだ。

 このコースでは12年に2位に入り全英オープンの出場権を獲得。一方で14年にはコースのくぼみに足を取られ左足首のじん帯を断裂し3カ月間の戦列離脱を余儀なくされた。「悪いこともあったけど良いことも多かった。全英に行けたのは財産。また行けたら良いなと思います」。思い出の場所で復活の足取りを確かなものにしたい。

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