渋野日向子は2アンダー12位発進「このショット力でなんでこのスコアが…」ショット不調もパットで挽回

[ 2025年5月30日 12:11 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子オープン第1日 ( 2025年5月29日    米ウィスコンシン州 エリンヒルズ=6829ヤード、パー72 )

渋野の3番でのティーショット(AP)
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 メジャー第2戦が開幕し、19年全英女子オープン覇者で前回大会2位の渋野日向子(26=サントリー)は6バーディー、4ボギーの70で回り、首位と2打差の12位で発進した。

 渋野は「このスコアで回れるとは思っていなかった。このショット力でなんでこのスコアが出たんだろう」と首をかしげた。

 インから出てボギーが先行したが、11番でバウンスバック。13番、14番では5メートルを沈めて連続バーディー。18番パー5ではバンカーから寄せてスコアを伸ばした。後半も1番で3パットしたが、3番で7メートル、4番で2メートルを入れて連続バーディーで挽回した。しかし5番と6番の連続ボギーで後退した。

 早朝スタートに備え前日は午後7時に就寝し、午前3時に起床してコース入りした。ただショットの感触は良くなかった。フォローでクラブから手を離す場面が何度もあった。ドライバーを大きく左に曲げて深いラフに入れた5番を振り返り「ダフって100ヤードも飛ばないショットが出てボロボロ。笑うしかないショットが多かった」と苦笑した。

 救いはパットだ。「ラッキーなパットもあった。1メートルから1・5メートルくらいがよく入ってくれた」と謙虚に話したが、渋野らしく強気のパットで、スピードが速く傾斜が強いグリーンを攻略した。3番では7メートルのバーディーパットを、カップの向こう側の壁で弾んでから入るほどの強めのヒットでねじ込んだ。

 トップと2打差の12位。6年ぶりのメジャー2勝目を狙うには悪くない滑り出しだ。2日目以降も粘り強くプレーしていく。

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