米ツアー本格参戦初年度の2人が好発進 竹田麗央は68で首位、岩井千怜は1打差7位

[ 2025年5月30日 10:18 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子オープン第1日 ( 2025年5月29日    米ウィスコンシン州 エリンヒルズ=6829ヤード、パー72 )

6番グリーン、パットのラインを読む竹田(AP)
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 今季の米女子ゴルフのメジャー第2戦、全米女子オープンが開幕し、竹田麗央(22=ヤマエグループHD)が6バーディー、2ボギーの68で回り、20年大会の覇者・金阿林(キム・アリム、29=韓国)らとともに首位に並んだ。直近のリビエラマヤ・オープン(メキシコ)で米ツアー初優勝を飾った岩井千怜(22=Honda)は5バーディー、2ボギーの69で、1打差の7位につけた。2人とも米ツアー本格参戦初年度で優勝しており、メジャーでも実力をいかんなく発揮した。

 竹田はパー5できっちりスコアを伸ばした。インから出て14番パー5でバーディーが先行。16番パー3でスコアを伸ばした後の17番でボギーを叩いたが、続く18番パー5でバウンスバック。1番で8メートルのバーディーパットを沈めた後の2番でスコアを落としたが、3番で8メートル強をねじ込んで再びバウンスバックすると、4番は4メートルを決めて連続バーディー。首位でホールアウトした。

 日米両ツアーを兼ねた昨年のTOTOジャパン・クラシックを制し、米ツアーの出場資格を獲得。3月のブルーベイLPGAで2勝目を挙げた。昨年の全米女子オープンはメジャー初挑戦で9位に入った。「しっかりバウンスバックできた。初日としてはすごくいいスタートが切れた」と満足感をにじませた。第2ラウンドへ向け「風次第で難しさも変わってくるので、それに合ったゴルフができるように頑張りたい」と意気込んだ。

 岩井千は米ツアー初優勝となった先週の勢いを感じさせる内容だった。1番は3パットでボギー発進となったが、2番は4メートルのバーディーパットを決めた。5番では2・5メートルを沈めて1アンダー。9番パー3は再び3パットでボギーとしたが、10番で1・3メートルにつけて取り返した。17番では6メートルのパットが決まり、18番パー5は右グリーンからのアプローチを1メートルに寄せ、連続バーディーで締めた。

 ホールアウト後のインタビューでは「いいスタートでした。天気がよくて助けられました」と笑みがこぼれた。ボギーの後はいずれもバウンスバック。「ミスを引きずらないような3パットだったので、プラスに考えてラウンドできました」と振り返った。米ツアー初優勝もあって「最近はラウンドが楽しい」という。この大会は初参戦から2年連続で決勝ラウンドに進み、昨年は19位だった。「このコースは1日1日のスコアが大事。明日も引き続き頑張りたい」と気を引き締めた。

 21年はプレーオフで敗れて2位、23年は4位の畑岡奈紗(26=アビームコンサルティング)は午後からのラウンドで4バーディー、1ボギーの69、河本結(26=RICOH)も7バーディー、4ボギーの69で、ともに7位で終えた。

 第2日はのもようは、5月30日午後8時50分からU-NEXTがライブ配信する。通常のライブ配信とは別に、日本人選手に密着したカメラで配信する「日本勢徹底ライブ」も用意されている。

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