與真司郎、フォトエッセーを発売 23年にゲイを公表「カミングアウトすることが一般的になってほしい」 

[ 2025年4月27日 12:51 ]

フォトエッセー「人生そんなもん」の発売記念会見を行った與真司郎
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 男女ユニット「AAA」の與真司郎(36)が27日、都内でフォトエッセー「人生そんなもん」(講談社)の発売記念会見を行った。

 2023年7月にゲイを公表した與が、カミングアウトへの道のりとその後の人生をつづった1冊。「幼少期の事からカミングアウトした前後の気持ちや恋愛のことをオープンに書いている」とアピールし「読んでくれる方がどう思ってくれるのかというワクワクとドキドキの気持ちでいっぱいです」と心境を語った。

 恋愛面に踏み込んだ同書を執筆することに「恋愛について聞きたくないファンの方もいっぱいいると思って、実は凄く迷った」と明かした。それでも「うそをついている感じがあった」「これを書かないとこの本が成り立たない」という思いから執筆を決意。16日に発売してからは「ファンの方だけでなく、本当に多くの人からメッセージが来る」と大きな反響があったといい「本当にたくさんの良いコメントをもらって、毎日幸せに生きています」と笑顔を見せた。

 カミングアウトするまでは「自分のことを隠してるって思うと、友達や仕事仲間、そして家族とも深い関係性にはなれなかった」と孤独感に苦しんだ。それでも「いつか自分のパートナー、友達、家族、仕事仲間と一緒にパーティーができたらいいな」という思いからカミングアウトを決意した。「(カミングアウトしたことで)失ったものもたくさんあった」と素直に打ち明けたが「得たものの方が大きかった」と與。「自分がゲイであることや恋愛のことを語るのはいまだに慣れないけど、それが凄く心地よい」と語った。

 「これからはどんどんカミングアウトすることが一般的になっていってほしい」と願った與。「死ぬまで1人で抱え込むというのは避けて欲しい」「僕みたいにみんなに言う必要性なんて全くないけど、1人でもいいから本当の自分を愛してもらえる人を探す旅に出てほしい」。長く孤独に生きてきた與の言葉からは、同じ苦しみを味わう人を少しでも減らしたいという思いが伝わってきた。

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