アンカハス撃破の新王者マルティネス、統一戦にも前向き「最高の相手と戦いたい」

＜IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ＞アンカハスに判定勝ちし、新王者となったフェルナンド・マルティネス（撮影:杉浦大介通信員）
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　プロボクシングIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は26日（日本時間27日）、米ネバダ州ラスベガスのザ・コスモポリタンで行われ、挑戦者で同級11位のフェルナンド・マルティネス（30＝アルゼンチン）が3―0で判定勝ち。ジェルウィン・アンカハス（30＝フィリピン）の10度目の防衛を阻止し、14勝無敗で新王者となった。

　世界初挑戦で念願のベルトを奪取したマルティネスは「言葉になりません。夢が叶ったのです。父親の夢も私が叶えました。父はここにはいませんが、いつか私がここに立つ日が来るといつも話していました。今、私は母親に家を買うこともできるのです」と興奮気味にまくし立てた。

　自身の距離から強打を叩き込み続け、9度防衛中だった安定王者に完勝。マルティネスは「統一戦がしたいし、最高の相手と戦いたいです。今夜の私はウォリアーと戦い、不可能と思われたことを可能にしたんです」と話し、他団体王者との統一戦にも前向きな姿勢を示した。（米ラスベガス・杉浦大介通信員）