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中谷潤人 世界バンタム級2団体統一!井上尚弥も“頂上決戦”へ「ワクワク」 ファンからも期待の声多数

[ 2025年6月8日 22:50 ]

WBC&IBF世界バンタム級王座統一戦   WBC王者 中谷潤人(M.T)<12回戦>IBF王者 西田凌佑(六島) ( 2025年6月8日    東京・有明コロシアム )

中谷潤人(左)と井上尚弥
Photo By スポニチ

 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27=M・T)がIBF同級王者・西田凌佑(28=六島)との無敗対決に勝ち、自身初の王座統一を成し遂げた。区切りとなる10度目の世界戦でWBC王座4度目の防衛にも成功。デビューから31連勝を飾り、元2階級制覇王者・亀田和毅(TMK)や元東洋太平洋&日本バンタム級王者サーシャ・バクティン(協栄)らが持つ国内記録に並んだ。

 来年5月の“頂上決戦”に向けて世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)もリングサイドからバンタム級2団体統一戦を見守った。

 試合は1Rから激闘となった。中谷がエンジン全開で強烈なパンチを打ち込んだ。西田も打ち返して、打ち合いの展開となった。3R以降は西田の小さく打つカウンターパンチが中谷の顔面を捉える場面も増えて激闘の展開となった。しかし6R終了後、西田にアクシデントが襲った。6R終了後に右肩脱臼で陣営が続行不可能という判断で試合が終了。中谷がバンタム級2団体統一を果たした。

 試合後に中谷は「もうすぐ行くので待っていてください」と笑顔で尚弥にメッセージを送った。試合後会見でも「階級を上げるのも想定してますし、バンタム級も他にチャンピオンがいるので、そういったところも含めてどういうチョイスができるかっていうのは自分自身の未来が広がったと思う。(尚弥との対戦への)期待感っていうのはすごく感じてますし、大きくなってきてるっていうのは感じてる」とコメントを残した。

 尚弥も自身のXで「スーパーバンタム級戦線へようこそ」と中谷の言葉に返答。「こんな強い日本人がいたらワクワクしちゃうよな」と“頂上決戦”を楽しみにした。

 大橋ジムの大橋秀行会長も「井上VS中谷ができることは、ボクシング界の未来は明るいと思う。楽しみです。中谷くんは、バンタム級での限界がきていると思う。パンチはあるけど、スピードがないと感じた。そう考えると、(スピードが戻る)スーパーバンタム級に上げたら逆に怖いなと思う。中谷くんは、スーパーバンタム、フェザー級が適正階級でしょう」と言及した。

 そしてファンたちは「最高の状態で最高の舞台で巡り合うことを願うばかり」「夢物語かと思っていたけど、まじで実現しそう」「どっちが勝つんだろう…」「にわかやけど井上尚弥と中谷潤人の試合が見たい」「試合が決まったらマジで震えるよ」などと期待を高める声が多く上がった。

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