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王座陥落のアンカハス「再戦条項を行使するつもり」 11位のマルティネスに無念の判定負けでV10ならず

[ 2022年2月27日 15:39 ]

<IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ>アンカハスに判定勝ちし、新王者となったフェルナンド・マルティネス(撮影:杉浦大介通信員)
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 プロボクシングIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は26日(日本時間27日)、米ネバダ州ラスベガスのザ・コスモポリタンで行われ、ジェルウィン・アンカハス(30=フィリピン)は同級11位のフェルナンド・マルティネス(30=アルゼンチン)に0―3の判定で敗れた。

 10度目の防衛に失敗し、16年9月から守り続けてきたベルトを手放したアンカハスは「この試合で多くを学びました。彼は素晴らしい挑戦者でした」とマルティネスを称えた。

 前日計量後にスーパーフライ級の体重を作ることが難しくなっていることを明かすなど、減量苦の影響もあったのか、この日のアンカハスは動きにキレを欠き、身長やリーチのアドバンテージも生かせず。相手の距離での打ち合いを強いられて118―110×2、117―111と大差をつけられての完敗。「私にとって最高の夜ではありませんでしたが、また戻ってきます。今夜、彼が良いパフォーマンスをしたことを称えなければいけません」と敗戦を受け入れた。

 今後については「再戦条項を行使するつもりですし、次は目標を果たすために何でもやります」と明言。勝っていれば、WBO王者・井岡一翔(32=志成)との統一戦に向かう計画だったが、まずは、王座返り咲きを目指すことになる。試合後は大事をとって検査のために病院へ向かった。(米ラスベガス・杉浦大介通信員)

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