関西大学野球リーグ

【近畿学生野球4月5日開幕】大工大・岡田光平 肉体強化で“3冠王”目指す

[ 2025年4月4日 10:00 ]

リーグ3冠王を目標に掲げる大工大・岡田光平
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 飽くなき向上心が大工大・岡田光平を成長させる。1年春からリーグ戦に出場し、自身初の1部となった昨秋も50打数18安打の打率.360の数字を残したが、長打は3本(二塁打2本、三塁打1本)のみ。3番を担う今春は打撃主要3部門でのリーグトップを最大目標に掲げる。

 「チームの軸として3冠王というタイトルはないが、意識する」

 プロを見据えて遠くに飛ばすことを課題とし、冬場は肉体および技術の両面で改良を加えた。夜には白米4合など1日3食を充実させ体重は3キロ増え1メートル84、87キロに。それでも「上半身はまだまだ細い。基準を上げる意味でも増やしたい」とさらなる増量を図る。技術的には「より打球にスピンがかかるように」とバットの角度を調整。87センチ、1キロの重量バットで振り込み、振る力もさらに付けた。

 センター方向に長打を打つことを意識し、オープン戦では「凡打でも外野深くまで飛んでいる」と手応えを感じている。大学での公式戦本塁打はなくオープン戦を含めても「(2年間で)4本くらい」とアーチとはほぼ無縁だけに「やってきたことが本塁打に直結してほしい」と自らにも大きな期待を抱く。

 岡田らチームを支えるのが、田中恵三監督が「創部以来、最多」という9人の学生コーチ。指揮官が業務などで練習参加できない時も「監督の目」として目を光らせ、客観的立場で選手に厳しい言葉も投げかける。選手含め、互いに信頼するからこそ可能でチームの一体感は例年以上。2019年春以来のリーグ制覇に向け、一丸で突き進む。 (吉村 貢司)

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