フリーマン MLB最多20度目逆転勝利呼ぶサヨナラ打に満足げ「僕らの打線は既にかなり厚みがある」

[ 2025年6月4日 16:28 ]

ナ・リーグ   ドジャース6―5メッツ ( 2025年6月3日    ロサンゼルス )

サヨナラ打を放ったドジャース・フリーマン(右)はパヘスに水をかけられ笑顔(AP)
Photo By AP

 ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)が3日(日本時間4日)、本拠でのメッツ戦に「3番・一塁」で先発出場。5―5の延長10回に適時打を放ち、サヨナラ勝利を収めた。ナ・リーグ西地区2位のパドレスが勝利したため、ドジャースは敗れれば4月27日以来37日ぶりの首位陥落の危機だったが、絶体絶命の状況で踏みとどまった。

 9回にマンシーが起死回生の同点ソロ。延長10回は左腕スコットが無失点に抑え、味方の攻撃につなげた。先頭の大谷は申告敬遠で歩かされ、場内から大ブーイングが起きた。ベッツは倒れたが、フリーマンが左越えのサヨナラ打を放ち、連敗を2で止めた。

 MLB記者歴20年超のオレンジカウンティー・レジスター紙の名物記者ビル・プランケット氏は自身のXで「ドジャースはMLB最多の20度目の逆転勝利」と昨季世界王者の粘り強さを示すデータを紹介した。

 敗れれば3連敗で首位陥落の危機を救ったフリーマンは「全ての勝利が大きな勝利であることは言うまでもないが、ここ2、3試合の後で調子を取り戻せてよかった。ブルベンのおかげだ。カーショーの登板は大きかったし、マックス(マンシー)も大きかった」と振り返った。

 延長10回1死一、二塁から左越えに放ったサヨナラ打の打席について「ただ、外野への飛球を打とうとしていた。ただ、万が一に備えて、ダブルプレーにはならないようにすることだった。だから、ただ打球を上げて飛ばそうとしていた」と狙いを明かした。

 9回に起死回生の同点ソロを放ったマンシーについては「マックスはもう1カ月くらいこういう状態だと思う。彼はまたマックスになった。そして彼とアンディ(パヘス)がそこにいる」と復調を喜んだ。また「僕らの打線は既にかなり厚みがあり、他にいい選手が下位にいる。だから、試合中にいいことがたくさん起こるんだと思う」と打線の粘り強さを自画自賛していた。

続きを表示

この記事のフォト

「長嶋茂雄」特集記事

「始球式」特集記事

2025年6月4日のニュース