ド軍サヨナラ勝ち 今季20度目の逆転勝利はMLB最多 延長10回にフリーマンがサヨナラ打 本拠大熱狂

[ 2025年6月4日 14:59 ]

ナ・リーグ   ドジャース―メッツ ( 2025年6月3日    ロサンゼルス )

サヨナラ打を放ったドジャース・フリーマン(右)はパヘスに水をかけられ笑顔(AP)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、本拠でのメッツ戦に「1番・DH」で先発出場。無安打に倒れて両リーグトップタイの23号を放った前夜に続く2戦連発はならなかった。しかし、チームは9回にマックス・マンシー内野手(34)が起死回生の同点ソロを放ち、延長10回にサヨナラ勝利を収めた。ナ・リーグ西地区2位のパドレスが勝利したため、ドジャースは敗れれば4月27日以来37日ぶりの首位陥落の危機だったが、絶体絶命の状況で踏みとどまった。

 第4打席は1点を追う8回の先頭。メッツは元西武のギャレットが3番手としてマウンドに上がった。フルカウントからの6球目の99.9マイル(約160.8キロ)が足元を襲い、大谷が「あー!」と絶叫する場面があった。ベッツが中前打でつなぐと、フリーマンの打席で捕逸があり、二、三塁の好機を演出した。フリーマンは空振り三振、T・ヘルナンデスの三ゴロで三塁走者・大谷が三本間で挟まれて2死となった。最後はスミスが空振り三振に打ち取られ、好機を逃した。

 9回にマンシーが起死回生の同点ソロ。延長10回は左腕スコットが無失点に抑え、味方の攻撃につなげた。先頭の大谷は申告敬遠で歩かされ、場内から大ブーイングが起きた。ベッツは倒れたが、フリーマンが左越えのサヨナラ打を放ち、連敗を2で止めた。

 MLB記者歴20年超のオレンジカウンティー・レジスター紙の名物記者ビル・プランケット氏は自身のXで「ドジャースはMLB最多の20度目の逆転勝利」と昨季世界王者の粘り強さを示すデータを紹介した。

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