ド軍サヨナラ勝ち 大谷翔平は3の0も37日ぶり首位陥落危機回避 フリーマンが意地のサヨナラ打

[ 2025年6月4日 14:16 ]

ナ・リーグ   ドジャース―メッツ ( 2025年6月3日    ロサンゼルス )

サヨナラ打を放ったドジャース・フリーマン(右)はパヘスに水をかけられ笑顔(AP)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、本拠でのメッツ戦に「1番・DH」で先発出場。無安打に倒れて両リーグトップタイの23号を放った前夜に続く2戦連発はならなかった。しかし、チームは9回にマックス・マンシー内野手(34)が起死回生の同点ソロを放ち、延長10回にサヨナラ勝利を収めた。ナ・リーグ西地区2位のパドレスが勝利したため、ドジャースは敗れれば4月27日以来37日ぶりの首位陥落の危機だったが、絶体絶命の状況で踏みとどまった。

 第4打席は1点を追う8回の先頭。メッツは元西武のギャレットが3番手としてマウンドに上がった。フルカウントからの6球目の99.9マイル(約160.8キロ)が足元を襲い、大谷が「あー!」と絶叫する場面があった。ベッツが中前打でつなぐと、フリーマンの打席で捕逸があり、二、三塁の好機を演出した。フリーマンは空振り三振、T・ヘルナンデスの三ゴロで三塁走者・大谷が三本間で挟まれて2死となった。最後はスミスが空振り三振に打ち取られ、好機を逃した。

 9回にマンシーが起死回生の同点ソロ。延長10回は左腕スコットが無失点に抑え、味方の攻撃につなげた。先頭の大谷は申告敬遠で歩かされ、場内から大ブーイングが起きた。ベッツは倒れたが、フリーマンが左越えのサヨナラ打を放ち、連敗を2で止めた。

 日本時間3日に巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが89歳で死去した。前日の試合前にはプライベートでも何度も会食し、今年3月の日本開幕戦で来日した際にも激励を受けた長嶋さんの訃報に接し、自身のインスタグラムで「心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

 2日のメッツ戦ではお世話になった長嶋さんへ手向けのリーグトップタイ23号と一時同点とする犠飛を打ち上げる活躍を見せたが、チームは延長戦の末に惜敗して2連敗を喫した。

 5月は15発の大暴れで、月間MVPを獲得。月間本塁打数でエンゼルス時代の23年6月の自己記録、また球団記録にも並んだ。6月は月間MVPを2度獲得し、過去4年で3度、2桁本塁打をマークした得意な月なだけに、今後の爆発が期待される。

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