「リロ&スティッチ」が実写版で登場

[ 2025年5月29日 16:49 ]

リロ(右)とスティッチ(C) 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
Photo By 提供写真

 【映画コラム・CINEMA INFINITY】リロ&スティッチ(6月6日公開) 02年に公開(日本は03年)され、全世界で大ヒットしたディズニーの名作アニメの実写版。両親を事故で失い、今は頑張り屋の姉ナニと暮らしている6歳の少女リロが主人公。ハワイに住む姉妹は、社会福祉局からリロを施設に入れるよう勧められている。何とか2人で暮らしたい姉妹のところに、はるか宇宙から凶暴な生き物がやって来た。悪の天才科学者ジャンバ博士が生み出した試作品626号だ。圧倒的な身体能力とスーパーコンピューター10台分の知能を持つとんでもないモンスター。そのモンスターがハワイの動物保護施設でリロと出会い、スティッチと名付けられる。2人が一緒に住むようになってから物語は大きく動き出す。

 まあ、23年前の作品を知っている人も知らない人も、この2人の写真を見れば、ハートウオーミングでファンタジーな世界が広がるのだろうなあ、と想像できるでしょう。

 その通りです。かわいいに決まっています。ただ、想像以上にスティッチはパンチが効いたキャラで、脇を固める登場人物も良い味出しています。中でもスティッチを追いかけてくるジャンバ博士と銀河連盟のエイリアンであるプリ―クリーのコンビは、大昔からのハリウッド映画のコンビ芸を世襲していて楽しめます。 

 ハワイが舞台というのもいいですね。意図的かどうかはわからないけれど、劇中、スマホやパソコンがほとんど出てこないのも心地良しです。ああ、ハワイに行きたくなってきた。

 ディーン・フライシャー・キャンプ監督。大阪ステーションシティシネマなどで6月6日公開。(樋口 徹)

続きを表示

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

2025年5月29日のニュース