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金子虎旦がスーパーバンタム転級初戦で2回KO勝ち 3連続KOで3月誕生の第1子に贈るパパ初勝利

[ 2025年6月7日 21:07 ]

プロボクシング スーパーバンタム級8回戦   金子虎旦《KO2回46秒》ジェイ・フランシス・ブライ(フィリピン) ( 2025年6月7日    東京・後楽園ホール )

スーパーバンタム級転級初戦をKOで飾った金子虎旦
Photo By スポニチ

 WBOアジア・パシフィック・フェザー級10位の金子虎旦(27=帝拳)がスーパーバンタム級転級初戦で2回KO勝ち。3戦連続KO勝利を挙げ、戦績を9戦8勝7KO1敗とした。

 初回、軽快なステップを見せながら鋭いジャブを見せた金子は2回、右ストレートからの左ボディーストレートを一閃(いっせん)。もん絶する相手に10カウントを聞かせた。雄叫びを上げ、喜びを爆発させた金子は「いいタイミングでパンチが入った。練習通りの動きができた」と訪れた300人の応援団の声援に笑顔で応えた。

 フェザー級時代は約2キロの減量でほぼ「ナチュラル」体重で戦ってきたが、2月の前戦後に転級を決断。「練習でも動きが良く、体が軽く感じた。いい感じで動けている」と声を弾ませ、早くも手応えを口にする。

 負けられない理由があった。昨年8月8日に中学の同級生、みのりさんと結婚。2人の間には今年3月10日に第1子となる一心(いち)くんが誕生した。「子供がかわいすぎて、やさしくなっちゃうので戦うモードにした」と試合2週間前から家族と離れて生活し臨戦態勢を整えてきた。同月11日が自身、同12日が妻と、3日連続で家族の誕生日が続くのも驚き。「お祝い旅行に行かないといけませんね」と3連続KO勝利を挙げ白い歯を見せた。

 リング上では「必ずこの階級でチャンピオンになる」と高々と宣言した。スーパーバンタム級では、同門で日大時代からの先輩・村田昴がWBOアジア・パシフィック王者として君臨。「お兄ちゃん的な存在。いいお手本が近くにいるので背中見て学びたい」と年内のタイトル挑戦への思いを強くしていた。

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