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【プロボクシング】日本ミニマム級王者・松本流星が3連続KO勝利 世界挑戦をアピール

[ 2025年6月7日 20:59 ]

106ポンド契約10回戦   松本流星(帝拳)《KO4回1分44秒》ジョン・ケビン・ヒメネス(フィリピン) ( 2025年6月7日    東京・後楽園ホール )

3連続KO勝利で世界挑戦をアピールした松本流星
Photo By スポニチ

 日本ミニマム級王者・松本流星(27)が、106ポンド(48・0キロ)契約のノンタイトル戦でKO勝ちした。ヒメネス(20)から4回にダウンを奪い、左ボディーアッパーで奪った2度目のダウンでカウントアウト。3連続KO勝利で戦績を6戦全勝4KOとした。

 ミニマム級リミットの47・6キロより重い契約ウエートとはいえ「負けたら日本タイトルはどうなるんだろうというプレッシャーがあった」と言う。慎重な立ち上がりで「判定までいくかなと思っていた」と振り返ったが、4回に「パンチが見えてきたので、ガードを固めて前で勝負」と前進し、得意の左ボディーアッパーで相手の戦意を奪った。

 アマチュアで全日本選手権を制するなど、92戦77勝15敗の戦績を残してプロ入りした。4戦目で日本王座を獲得。この日の相手のヒメネスは、昨年9月に石井武志(大橋)とOPBF王座決定戦を戦い、0―3の判定負けながら2~4点差の接戦をしている。その難敵をKOし「いいアピールができたと思う」と手応えもつかんだ。

 自身で「世界前哨戦」と位置づけた試合をクリアし「ミニマム級で今、世界を期待される日本人は、自分しかいない。やるしかない」と、世界挑戦の希望をはばかることなく、口にした。帝拳ジムの浜田剛史代表は「チャンピオンの状況を見ながらになるが、3連続KOで力は安定してきている」と評価した。

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