中居正広氏に不遇だったデビュー当時…覚悟のバラエティー進出で芸人戦々恐々 メッセ黒田「嫉妬した」

[ 2025年1月24日 16:50 ]

中居正広氏
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 女性トラブルに端を発し、芸能界引退を表明した元タレントの中居正広氏(52)について、日本テレビ系「ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)は24日、37年に及ぶ中居氏の芸能界での軌跡を振り返った。

 決して華々しいデビューではなかった中居氏がリーダーを務めていたSMAP。当時のジャニーズ事務所所属アイドルの中では大きな期待をかけられていたというわけではなかった。また、歌番組もテレビの世界から減っていた時代。日本テレビ系「ザ・トップテン」、TBS系「ザ・ベストテン」が次々と放送終了し、中居は「おれたちはどうするんだ?」と大きな危機感を覚えたという。

 その中で生き残るために身を投じたのがバラエティーの世界。芸能リポーターの駒井千佳子氏は「そこで自分たちがどうしたらいいかというところで方向を変えていきました。それまでのアイドル像にはなかった姿、立ち位置を確立していったんです」と、必死の覚悟だったSMAPの当時の姿を振り返った。

 これが功を奏した。知名度も上がり、難しかったCDのセールスも伸び始めた。そして12枚目のシングル「Hey Hey おおきに毎度あり」で初めてのオリコン1位を獲得する。駒井氏は「ここまで1位をとれない経験をしたアイドルはSMAPだけなんじゃないか」と話した。

 「当時、芸人さんらは戦々恐々としていましたね。アイドルがバラエティーの方にやってきたので」と駒井氏。その通りで、漫才コンビ「メッセンジャー」の黒田有(55)は23日放送のカンテレ「旬感LIVE とれたてっ」に出演した際に「アイドルグループが自分らが中心になって笑いをやり出したというのはすごい危機感を覚えた。ぼくらは顔が悪いからお笑いになったのに、男前で歌って踊って笑いをとる。そんなグループが出てきたら太刀打ちでけへんやないかと、すごく嫉妬したのを覚えています」と当時を思い返した。

 自身の力でたくさんのものを勝ち取ってきた中居氏。SMAPが解散した後も、長い芸能生活で培った才能を発揮して司会業を中心に活躍を続けた。駒井氏は「MCという仕事をしていて、話せることは何でも話してきた中居さんが何も話せないという状況で会見するのは自分でも許せなかったのでは」と、引退に傾いていったその気持ちを想像した。ただ「何も話せないということを中居さんから聞きたかったとは思う」というファンの気持ちを代弁していた。

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2025年1月24日のニュース