高木美帆「ピーキング1カ月早まる」ミラノへ早期始動 今月下旬に宮崎合宿でスタート

[ 2025年4月5日 14:25 ]

高木美帆(AP)
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 スピードスケート女子の高木美帆(TOKIOインカラミ)が5日、オンラインで取材に応じた。来年2月に控えるミラノ・コルティナ五輪に向け、早くも今月下旬に宮崎合宿でから始動。コーチ陣の意向もあり「昨シーズン作り上げたコンディションを落としすぎず維持したいことと、昨シーズンよりピーキングを持ってくる時期が(3月から)1カ月早まる。それも見越して早める」と説明した。

 例年通り6、7月にはオランダに行って夏のトレーニングを積み、帰国後に氷上練習を開始する流れという。オフは短くなるが「疲労を抜くことに対して、アクティブに動きながら回復を狙っていくこともあるのかなと数年感じている。落としきってしまうと、元の状態に戻すのに逆に体に負担懸かると感じていた」とし「メンタル的なリフレッシュは問題ない」と話した。

 北京五輪での個人種目は1500→1000メートルの順で競技が行われたが、ミラノ五輪は1000→1500メートルに変更される。1000メートル2連覇に加え、1500メートルでの初頂点を最大の目標とする高木は「1500を滑るまでにいくつかのレースをより経験できるのは大きい。プラスに感じるところがある」とイメージを固める一方で「五輪は普通の試合より精神的にも肉体的にも疲労が蓄積される」と懸念材料も指摘した。

 30歳ベテランにとっては大会終盤で迎える1500メートルへの疲労対策も課題で「可能なら(1500を)国内大会の最終日にしてもらえたりすると、最終日に疲労が溜まった時にイメージしやすい。コーチに打診のお願いをしている」と明かした。

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