メンタル充実の佐藤駿「自分の中で説明できる失敗をしよう」活躍の裏に宇野さんの言葉

[ 2025年3月31日 04:11 ]

一夜明け取材に応じた佐藤駿
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 フィギュアスケート世界選手権を6位で終えた男子の佐藤駿(エームサービス・明大)が30日、米マサチューセッツ州ボストンの会場で一夜明け取材に応じた。

 初の大舞台で4回転ルッツなどを決め、五輪出場最大3枠確保に貢献。「率直に終わって、ホッとしてる気持ちと、来季に向けて切り替えて頑張っていこうという気持ち」と語った。

 昨年末の全日本選手権では大崩れして7位。メンタル面で自身を失いかけた2月に宇野昌磨さんと対談。大先輩から「練習で失敗しても自分の中で説明できるような失敗をしよう」とメンタル面での助言を受けた。

 その言葉が自らに大きな意味を与えた。「今まで何も考えずに失敗した試合、練習が多かった。失敗しても説明できるようにしていけば成功につながっていくと感じた」と言い、練習の向き合い方を変えて自信を得て臨んだ大会だった。

 世界6位で五輪シーズンに向かう。マリニンや鍵山、シャイドロフら目指すべき存在については「今大会でもっとジャンプ、表現面に磨きをかけていかないといけないと感じた。特に4回転ジャンプが鍵になってくるので、もっと質のある4回転が跳べるようにしたい」と言い「食らいついていかなきゃいけない。僕も何か大きな武器をたくさん持っていけるようにしたい」と来季を見据えた。

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