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価値ある37センチ、クロダイ 超食い渋りの中“今季の初モノ” 秋田・男鹿半島

[ 2025年6月3日 04:30 ]

ようやく手にしたクロダイ37センチ。さあシーズン突入
Photo By スポニチ

 【純平の磯リポート】秋田・男鹿半島にクロダイ本番の気配が近づいてきた。直前まで気温も水温も上がらず、厳しい戦いを強いられ心配していたのだが、ようやく本命と対面することに成功した。(スポニチAPC・小林 純平)

 型は小さくても、引きの強さは格別!男鹿の各磯にクロダイの季節がやってきた。

 待望の好シーズン直前には寒気が入った影響で気温の上昇が遅れたばかりか、5月に入ると毎週末に海が大荒れ…こんな状況では水温は上がらず。なかなかクロダイに巡り合えなかったが、やっと釣果が上向いてきたとの知らせに早速、船川港へ出かけてみた。

 ところが当日も早朝の気温は低く、厚手のジャケットを着込まないとならないほどの寒さだった。その上、朝霧が濃く立ちこめており、遠投したウキはかすんで見えづらいほど。決して良い条件とはいえないが、正午ごろには天候が回復するとの予報を信じて第1投。

 まき餌はマルキユー「ナンバー湾チヌ2」に生オキアミ1キロを混ぜたものを使用。食わせ餌には同「くわせオキアミ食い込みイエロー」と「食い渋りイエロー」を準備した。

 釣り座を堤防の先端付近に決めたため、潮の流れが目まぐるしく変化し、ポイントの絞り込みに苦戦。特に朝方の潮の動きを読むのに神経を使った。タナは約4メートルのベタ底狙いに調整し、竿先20メートル付近に仕掛けを振り込んだが、港内から沖に向かう潮が速いばかりか、上層と下層で流れが違うため、仕掛けが安定しない。

 それでも時間の経過とともに流れが緩み、なんとか安定するようになってきた。それなのに付け餌のオキアミはそのままの形で残り、魚の気配が感じられない。練り餌を「食い渋りイエロー」に替えてみたが、付けた時と同じ丸のままで帰ってきた。

 再び潮が沖向きにゆっくり流れ出したと思った瞬間、初めてウキがスパッと消し込んだ。チヌ竿0号が海面近くまで曲げられ、竿先が不規則にお辞儀を繰り返す。大物ではないが間違いなく本命の手応え。釣れたのは37センチと決して大きくはなかったが、今季の初モノ。超食い渋りの中で、価値ある1匹となった。

 今後は気温、水温も上昇し好機を迎える男鹿のクロダイ。さらに、大物のマダイがヒットすることもあるので、油断は禁物だ。(マルキユーフィールドテスター)


 ▼釣況 秋田県男鹿市・つりショップ海風=(電)0185(47)7879。

 【出場者募集】
 中・高校生たちによる、釣りの甲子園「バリバスカップ2025 U―18選手権相模湾マアジ釣り大会」を下記の通り開催します。生徒たちが、日頃培った釣技を競い、学校の垣根を越えた友好の輪を広げる機会とします。参加は学校単位、個人でもOK。奮ってご参加ください。

 ▽問い合わせ
スポーツニッポン新聞社事業部=(電)03(3820)0651

◇バリバスカップ2025 U-18選手権相模湾マアジ釣り大会◇ 【開催日】7月25日(金)
【募集定員】100人
【対象魚】マアジ
【会場】平塚・庄三郎丸 神奈川県平塚市千石河岸57の17
【参加費】1人8500円(乗船代、餌、コマセ、氷代含む)。貸竿別途500円
【規 定】(1)受け付け開始:午前7時(2)競技開始:午前9時(3)納竿:午後1時(4)釣り座:主催者が指定(5)使用竿:1人1本(持ち込みは自由)オモリ40号のライトタックルを使用。ハリ数1~3本
【審 査】チーム単位でマアジ5匹を選択し、合計重量により順位決定
【表 彰】団体賞1~5位、個人大物賞、他魚賞など。参加者全員に参加賞、ほかに豪華賞品が当たる抽選会あり
【申し込み】「スポニチプラスα」でのネットエントリーのみ受け付け
https://sponichi-plus-alpha.sponichi.net/fishing/
(QRコード別掲)※6月9日正午から受け付け開始

 ▽主催
スポーツニッポン新聞社東日本釣宿連合会
 ▽特別協賛
バリバス
 ▽協賛 青木刃物製作所(堺孝行)、アスザックフーズ、あぶり師(ライテック)、エスビー食品、大塚食品、オカモト、奥井組、オタフクソース、魚拓の綿屋、サクラ高級釣竿製造所、サニー商事、シップスマスト、シマノ、SHACHI FISHING GEAR、上州屋、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、タネ・マキ、釣り船情報ぎょさん、日欧商事、ハイアールジャパンセールス、ハピソン、ハヤブサ、マルキユー、宮島醤油、ヤマリア、リョウケ、レイン、レジットデザイン

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