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滋賀県東近江市・池田養魚場 「レディース釣り教室」開催 渓流釣りの魅力を満喫

[ 2025年5月7日 05:30 ]

初めての釣りがアマゴ釣り、参加者の中で最年少の兼本陽香さん
Photo By スポニチ

 本格的な渓流釣りシーズンを迎えた4月、昨年に引き続き池田養魚場(スポニチ釣り指定店)が加盟している奥永源寺漁業協同組合主催のレディース釣り教室が開催された。今回も鮎匠会の永岡克成氏とともに講師として招かれ、自然豊かな渓谷で釣りの楽しさをレクチャー、初めて竿を振るレディーたちは、アマゴの強い引きと美しさに衝撃的な感銘を受けていた。全員が20~25センチの良型アマゴを釣り上げ、渓流釣りの魅力を満喫してくれた。 (スポニチAPC、鮎匠会・横山 芳和)

 4月12日午後、全国屈指の放流量を誇る奥永源寺漁業協同組合管内、愛知川支流の神崎川に架かる神崎橋上流を釣り場に「レディース釣り教室」が開催された。組合は、今回もイベント用に多くのアマゴを直前放流してビギナーにも釣れる状況を整えてくれた。

 9度という低水温と渇水気味の状況ではあったが、強い日差しが照り込む釣り日和となった。参加者は未経験者から川釣り歴1年の合計7人で、20代会社員から60代の主婦が参加。簡単な基本指導の後に実釣をスタートした。

 生徒は仕掛けをセットし、粒イクラを餌に、魚影が見て取れる流れに仕掛けを投入した。しかし、投入位置や流し方が定まらず、食い合わせもできないためなかなか釣れない。そこでマンツーマン指導で釣り方の方程式を示しながら、目印を流速よりもゆっくりと安定して流してもらう。

 すると、目印が水中にスゥーと吸い込まれるアタリが出た。すかさず竿を立ててアワセを入れてもらうと、針掛かりしたアマゴが水中で体をくねらせるのが見て取れた。竿は大きくしなり円を描く。想像を超えた引きに驚き歓声を上げた。

 生徒たちは、徐々に釣れる秘訣(ひけつ)を理解して試行錯誤をしながら的確なポイント投入と食い合わせで釣果を伸ばした。

 楽しさの中に真剣さのある釣り教室は午後4時で中締めとしたものの、皆さんは夕暮れまで納竿することなく熱心にアマゴと向き合っていた。釣果は、参加者全員が20~25センチの良型を3~20匹釣り上げ、満面の笑みを浮かべていた。

 そして「自然の中で楽しむ釣りの良さを知り、渓流釣りの魅力を満喫してリフレッシュできた。これからも趣味の一つとして釣りを加えたい」と笑顔で会場を後にした。問い合わせは「池田養魚場」(電)0748(29)0351へ。

 ◆アクセス 名神高速道路・八日市ICから約25分。国道421号で永源寺ダムを経て永源寺キャンプ場の先400メートル、渓流館の駐車場がある。

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