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滋賀県・琵琶湖「ランカーハウス」 知恵比べのゲームで狙うはビッグバス

[ 2025年5月14日 05:30 ]

気合十分の釣行も不発、再チャレンジを誓った
Photo By スポニチ

 滋賀県・琵琶湖のブラックバス釣りが盛況となっている。今年は前年と比較してスポーニング(魚が産卵すること)が早めに終わった影響で釣果は厳しかったが、聞くところによるとかなりの大物が期待できそうだ。私も大物狙いで粘り強く挑戦する釣り人たちに負けまいと、春の陽気の中、美しい風景とともに楽しんだ。 (金高 由佳)

 5月上旬、今回訪れたのは、琵琶湖に面した大津市のランカーハウス(スポニチ釣り指定店)。神戸市内から車で約1時間、午前7時に集合し湖に出る。まず目に入ったのは、ボートハウスの前に密着するボートの数。

 唐崎という地元でも話題の人気スポット。このエリアでは、ブラックバスが回遊してくるのを狙って多くの釣り人が粘りの釣りを展開しており「今の時期はあちこち走り回るよりもこのポイントを信じて待つのがコツ」と常連客の一人は語る。

 春の琵琶湖はスポーニングを終えたブラックバスが体力を回復するため、中層から深場に身を潜めていることが多いとの情報で水深3メートルあたりのポイントを選んだ。この時期に釣れるバスはサイズが大きく運が良ければ60センチを超える夢のロクマルにも出合える。

 魅力はなんといっても多彩な仕掛け。状況や魚の動きに合わせルアーやリグを変えていく戦略性。まさに知恵比べのゲームだ。私は10本もの竿と数えきれないほどの仕掛けを準備。まずは最も釣れると定評のあるルアー・ワームでのチャレンジから始めたが、なかなか正解が見えてこない。

 ジグヘッドリグ、スピナーベイト、クランクベイト、さらにはビッグベイトと次々に仕掛けを変えて試すがどれも手応えは薄い。ただ、仕掛けを投げて巻くだけで十分に楽しい。水の抵抗を感じながらルアーを巻く心地よさ、ルアーが湖中を泳ぐ様子を想像しながら魚がかかる瞬間を待つ高揚感。“待つ時間”さえも楽しみに変えてしまうのが魅力だ。

 残念ながら私には女神がほほ笑まず空振りで終了。しかし、当日ミノーでロクマルをヒットさせた人もいる。今回は魚が釣れなくても、次の一投で奇跡が起きるかもしれない。その可能性を信じて必ず再チャレンジしたい。問い合わせはランカーハウス(電)077(524)5125へ。

 ◆アクセス 大阪方面からは名神高速・京都東インターを出て西大津バイパス・近江神宮ランプ、県道558号を北へ300メートル。名古屋方面からは名神高速・大津インターから県道558号を北へ5キロ。公共交通はJR湖西線唐崎駅より徒歩15分。

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