宝塚・星組トップスター礼真琴、宝塚大劇場に別れ、同時退団者も涙のあいさつ

[ 2025年6月1日 19:31 ]

退団者あいさつを終えた後の(前列左から)極美慎、都優奈、紫りら、礼真琴、白妙なつ、二條華、暁千星
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 宝塚歌劇団星組トップスター、礼真琴(れい・まこと)のサヨナラ公演「阿修羅城の瞳/エスペラント!」が1日、兵庫・宝塚大劇場で千秋楽を迎え16年、親しんだ本拠地に別れを告げた。本公演終了後には約30分のサヨナラショーが行われた。

 同公演では礼とともに副組長の白妙なつ(しろたえ・なつ)ら4人も同劇場を去った。それぞれ、緑のはかま姿で最後の大階段を下り、超満員の客席にあいさつ。白妙は「長い長い青春を過ごしてまいりました。苦しく悔しく、辛いことの方が多くありました」などと話し「すべての皆さまに心いっぱいの感謝を込めまして、本当にありがとうございました」などと客席を見渡しあいさつした。

 白妙は「自称・雨女」。カーテンコールの中で「自称・晴れ男」の礼が「(白妙と)バトルをずっと千秋楽まで繰り広げておりまして…。私の勝利でございます!いいお天気、お天気も星組を応援してくれました」と明かし、客席がドッとわくひと幕もあった。

 礼と同期生の紫りら(むらさき・りら)は「今日1日、さまざまな感情が駆け巡りました。“ああ、大劇場の舞台に立つのはこれが最後なんだな”と少し寂しい気持ちがこみ上げてきています」と吐露。

 二條華(にじょう・はな)は初めて宝塚を見たのが同劇場の2階席だったと触れ「今、目の前に広がる愛と優しさに包まれた景色はそれ(初めての時)以上に美しく胸がいっぱいです。舞台に立てる喜び、星組の皆さまと過ごす時間…すべてがかけがえのない宝物」と振り返った。

 都優奈(みやこ・ゆうな)は「宝塚での10年はあっという間で濃密な時間を過ごさせていただきました」などと涙ぐみながら話し大きな拍手を浴びた。

 同公演は6月28日、東京宝塚劇場で開幕。8月10日の大千秋楽で全員、退団する。

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