横山葵海 堤駿斗に並ぶ国内最速タイ3戦目で東洋太平洋王座挑戦 王者マグラモ戦「倒して盛り上げたい」
プロボクシング東洋太平洋スーパーフライ級タイトルマッチ 王者ジーメル・マグラモ《12回戦》同級4位・横山葵海 ( 2025年3月29日 愛知県国際展示場 )

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亀田プロモーションは19日、都内のワタナベジムで会見し、東洋太平洋スーパーフライ級4位・横山葵海(23=ワタナベ、2勝1KO)が、3月29日に愛知県国際展示場で開催される「3150×LUSHBOMU vol.4」で東洋太平洋同級王者ジーメル・マグラモ(30=フィリピン、30勝23KO4敗)に挑戦することを発表した。
プロ3戦目で東洋太平洋王座獲得となれば、WBA世界スーパーフェザー級4位・堤駿斗(25=志成)=と並ぶ国内最速タイ記録。ここまで2勝1KOの横山は「自分としては挑戦は早いかなと思うが、ワクワクしている。相手は強いが、その中で倒してお客さんを盛り上げたい」と拳を握った。
4歳から極真空手を始めた横山は、中1からボクシングに転向。主将を務めた拓大では、22年全日本選手権バンタム級で優勝するなどアマ56戦44勝12敗の戦績を残した。昨年7月のプロデビュー戦では元4階級制覇王者・井岡一翔(35=志成)の前座を務め、中国人選手に2回1分2秒のTKO勝ち。同12月の2戦目では東洋太平洋スーパーフライ級5位デンマーク・ケビド(フィリピン)と対戦し、ダウンを奪われながらも3―0の判定勝ちを収めた。
挑戦する王者マグラモは過去に現WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27=M・T)や現WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(26=米国、帝拳)らと対戦経験がある実力者。ともにKO負けを喫しているが30勝23KOと高い攻撃力を誇り、横山は「スタミナも避ける技術もある。パンチ力もあるので、ディフェンスをしっかりして上回りたい」と気を引き締める。
次戦に向けては先月下旬から、元世界2階級制覇王者の京口紘人(31=ワタナベ)らとメキシコ・グアダラハラで約2週間のスパーリング合宿を敢行。スーパーミドル級3団体統一王者のサウル・”カネロ”・アルバレス(34=メキシコ)を育てたエディ・レイノソ氏のフリアン・マグダレーノ・ジムや、カネロの兄で元WBA世界ウエルター級暫定王者リゴベルト・アルバレス氏のアレナ・コリセオ・ジムなどで汗を流した。標高1566メートルの高地での実戦練習で「4ラウンドでもしんどかった」と振り返りながら、過去にWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者・那須川天心(26=帝拳)のスパー相手を務めたメキシコ人選手らと手合わせし、スタミナ強化と課題の守備力強化に励んだ。
今後は元世界ランカーのフィリピン人選手らとのスパーを重ねて調整を続けて行く方針。プロ3戦目での12回戦には「不安はめちゃくちゃある」と本音を漏らしながらも「12ラウンド以上戦えるようにやっていきたい。チャンピオンに挑戦することだけを考えて日々練習していく」と最速タイでの東洋太平洋王座獲得に自信を示した。
興行はABEMAで独占無料ライブ配信される。
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