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元キックボクサー石井武志 フルマーク判定で東日本ミニマム級新人王「今日は準決勝。次は必ず倒す」

[ 2022年11月3日 14:45 ]

プロボクシング東日本新人王決勝 ( 2022年11月3日    後楽園ホール )

<東日本新人王決勝戦 ミニマム級> 4回、川上(左)を攻める石井(撮影・光山 貴大)
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 ミニマム級は石井武志(23=大橋)が川上拳汰(20=石川ジム立川)に3―0で判定勝ちして新人王となった。立ち上がりこそ動きが硬く手が出なかったが、徐々に左フック、左ボディー、右フックと強打が出始めて圧倒。ただし、振りが大きく連打にはつながらず、ジャッジ3者ともフルマーク判定ながらプロ4戦目で初めてKOを逃した。

 大分県境に近い福岡県うきは市出身。地元で空手に5年、キックボクシングに3年携わり、キックでは4戦4勝3KOの成績も残した。「キックでK―1に出たかった」が、K―1の最軽量階級は53キロ以下のバンタム級。身長1メートル56、体重は最高54キロで、増量して臨んでいたキックは「階級的に先が見えなかった」ことから、ボクシング転向を決意した。

 キック時代に親交のあった元K―1王者で現東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹(26=大橋)の紹介で大橋ジムに入門。「自分より上の階級でやってきたからフィジカルには自信がある」と右フック、左ボディーを武器にデビューから3戦連続KO勝利と快進撃を続けていた。

 終了ゴングが鳴るとガックリとうなだれ、負けたように悔しがった。「倒せなかったので良いところはなかったと思っています。練習を積んできたので勝つとは思っていたんですけど、まだまだ足りないなと思いました。次は12月(の全日本新人王)、今日は準決勝と思っている。次は必ず倒して新人王を獲ります」と話した。

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2022年11月3日のニュース