竹田麗央 成長証明した首位発進 2度のバウンスバック「我慢強くプレーできた」

[ 2025年5月31日 01:30 ]

米女子ゴルフツアー全米女子オープン第1日 ( 2025年5月29日    米ウィスコンシン州 エリンヒルズ(6829ヤード、パー72) )

6番グリーン、パットのラインを読む竹田(AP)
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 メジャー第2戦の第1ラウンドが行われ、前回大会9位の竹田麗央(22=ヤマエグループHD)が6バーディー、2ボギーの68をマークし、他の5選手と首位に並んだ。前週米ツアー初優勝を果たした岩井千怜(22=Honda)は69で回り、畑岡奈紗(26=アビームコンサルティング)、河本結(26=RICOH)らとともにトップと1打差の7位につけた。

 竹田がメジャーの大舞台で首位発進した。68の好スコアでホールアウトし「我慢強くプレーできた。初日としてはいいスタートが切れた」とうなずいた。

 早朝のスタートで穏やかな風の中でスコアを伸ばした。平均飛距離268・7ヤードは3位、パーオン率83・33%は9位、平均パット1・67は8位。飛距離もアイアンの精度もパットもトップクラスであることを証明した。

 ボギーを叩いた次のホールでバーディーを取り返すバウンスバックが2度あった。インから出て17番で短いパーパットを外したが、18番パー5で第3打を寄せて取り返した。2番のボギーも3番と4番の連続バーディーで挽回し「しっかりバウンスバックできた」と胸を張った。

 メジャー初参戦だった前回大会で9位と健闘。「楽しくて“来年から行きたい”と思った」。何となく考えていた米ツアー挑戦の意思が明確になった。

 昨秋、日本ツアーを兼ねたTOTOジャパンクラシックを制し、出場権を得て今季から本格参戦。3月のブルーベイLPGAでツアー2勝目を挙げ、経験と自信を携え伝統ある大会に戻ってきた。

 6人がトップに並ぶ大混戦。メジャー初制覇へ「風次第で難しさも変わってくるので、それに合ったゴルフができるように頑張りたい」と意気込んだ。

【千怜気負わず1差 2週連続優勝狙う】
 2週連続優勝を狙う岩井千は69で回り、トップと1打差につけた。前週米ツアー初優勝を飾ったが「まだ(優勝した)実感がなくて。いつもと同じスタートが切れた」と気負いはなかった。ボギーが先行してもバウンスバック。17番、18番は連続バーディーで締めくくり「このコースは一日一日のスコアが大事。17、18番も諦めずにバーディーを取ろうという気持ちで回った」と胸を張った。

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