【オートレース】森且行が優勝戦惜しい2着 好スタートも1435日ぶりVならず「クソー、次は負けない」

[ 2024年10月8日 16:55 ]

加賀谷とのマッチレースの前に2着。無念の表情を浮かべる森且行
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 オートレーサーの森且行(50=川口)が8日、川口オートのダブルヘッダー・昼優勝戦に出場。2着に終わり、20年11月3日のSG日本選手権オートレース(川口)以来、およそ3年11カ月、1435日ぶりの優勝はならなかった。

 森は好スタートから1周目にリードを奪ったものの、2周目に加賀谷建明(46=川口)に抜かれ、マッチレースの末にそのまま2着でゴール。レース後は無念の表情を浮かべた。

 「食らいついていこうと思ってね。直線はいいんだけど滑ったね。まあ、みんな滑っていたんだけど。でも勉強になった。速い人とやると勉強になる。クソー、次は負けないぞ。また、雨で(加賀谷と)戦いたいね。エンジンもだいぶ良くなって、雨はいいな、という感じ。晴れはまだ分からないので、そこだね。でも勝てないねえ。あいつ(加賀谷)には勝てないねえ」

 朝から雨が降ったりやんだりの安定しない天気。「雨は加賀谷が別格だからなー」との準決勝戦後のコメントとは裏腹に、森には気合が入っていた。

 負けられない理由があった。自らの生きざまを描いたドキュメンタリー映画「オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版」が11月29日から全国ロードショーされる。森は映画への意気込みを語ったコメントの中で、ケガによる麻痺(まひ)が足に残ったことを明かした。

 しかし、それを言い訳にはせず「もう50歳ではない。まだまだ50歳」と、さらなる前進を誓っていた。

 21年1月、飯塚オートレース場で開催された「G1開設64周年記念」のレース中に他車と接触して落車。骨盤骨折、腰椎破裂などの重症を負い、レース復帰まで2年3カ月を要した。昨年4月6日に復帰し、以降18度目の優勝戦。復帰からは1年6カ月が経過し、悲願の復活Vまであと一歩に迫った。

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