XG 初の東京ドームコンサート ワールドツアー最終公演、ファン5万人熱狂

[ 2025年5月14日 22:00 ]

初のワールドツアーの最終公演を東京ドームで開催した「XG」の(左から)CHISA、JURIN(髪色赤)、MAYA(JURINの上)、COCONA、HARVEY、HINATA、JURIA
Photo By 提供写真

 女性7人組「XG」が14日、初めて東京ドームでコンサートを開催した。グループ初のワールドツアーの最終公演で、この日リリースされた新曲「MILLION PLACES」の初パフォーマンスなど計23曲を披露。デビューから約3年2カ月でたどり着いた大舞台を5万人のファンと一緒に楽しんだ。

 ステージのLEDパネルに映し出された地球がゆっくりと回転した。昨年5月から1年間かけて巡ってきた世界35の国と地域の会場が光っていき、その最後が東京。暗転後に赤いフードをかぶった7人が登場すると、観客が一斉にスマートフォンを向けた。通常撮影が禁止されている日本のコンサートでは見られない、世界で活躍する7人ならではの光景だった。

 曲中でオオカミのように「Wooo!」と雄叫びを上げるのが恒例の人気曲「HOWLING」では、メンバーとファンが一斉に叫ぶ場面も。リーダーJURIN(22)は「こんなに楽しい時間が一生続けば良いのに」と感極まった様子。COCONA(19)も「こんな素晴らしい景色を見せてくれてありがとう…」と涙ぐんだ。

 2022年3月に世界デビュー。グループ名は「Xtraordinary Girls(非凡な少女たち)」を意味する。国籍、性別、年齢にとらわれない近未来的な世界観が特徴で、ヒップホップとR&Bを中心に世界的に活躍。昨年は「WOKE UP」が米国など5カ国のチャートで1位を獲得。今年4月には世界最大級の野外音楽イベント「コーチェラ・フェスティバル」で日本人初となる主要ステージでのトリを務めた。

 そんな7人全員にとって、故郷・日本を代表する東京ドームは憧れの地だった。メンバーのHARVEY(22)は「昔から夢見ていた場所でライブができて、未来の私たちにも自慢ができる!」と感慨深げ。47公演で計40万人を動員したワールドツアーを締めくくり、JURINは「国境やあらゆる境界線を越えて音楽でつながることができるんだと感じたこの感覚は、私たちにとって本当に素晴らしい宝物になりました」と感謝。「XGはもっともっと宇宙にいくので、期待してください!」とさらなる活躍をALPHAZ(ファンの愛称)に約束した。(吉澤 塁)

続きを表示

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

2025年5月14日のニュース