宝塚・雪組新人公演「ROBIN　THE　HERO」で4年目の苑利香輝が初主演

宝塚大劇場
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　宝塚歌劇団雪組公演「ROBIN　THE　HERO」の新人公演が3日、兵庫・宝塚大劇場で行われ入団4年目を迎えたばかりの苑利香輝（えんり・こうき）が初主演に挑んだ。

　同公演は雪組新トップスター・朝美絢（あさみ・じゅん）の大劇場お披露目公演としても注目の舞台で12世紀のイングランドを舞台に伝説のヒーロー、ロビン・フッドの活躍を描く冒険活劇。苑利のキラキラ輝く瞳、ダンス力を生かした美しい身のこなしが印象的で、まっすぐな演技力が客席を引き込んだ。

　カーテンコールに立った苑利は「強くなりたい。愛する人のため、一歩ずつ成長していくロビンの姿はこの新人公演に向かう私にいつも大きな力を与えてくれました」と役と一体になって稽古に励んだことを告白。「強くなるためには自分の弱さと向き合うこと。そして一人の力では強くなれないということを改めて学ぶことが出来ました」と話し「今日の新人公演で自分の弱い部分をたくさん見つけました。東京の新人公演までロビンに負けないくらい強く、たくましく、さらに成長していけますよう精進して参ります」と力強く誓った。

　ヒロインには7年目の愛空みなみ（あいそら・みなみ）が挑み、純粋な心を持ちながらも強さも持ち合わすイングランド王家の姫・マリアンを好演。

　敵役で、本公演では瀬央ゆりあ（せお・ゆりあ）が熱演するガイには、すでに新人公演主演を経験した若手スターの紀城ゆりや（きしろ・ゆりや）、同じく敵役のカークには若手注目株の華世京（かせ・きょう）が存在感を示していた。