柚香光 宝塚退団後初舞台で主演、鬼でありながら人妻の役「妖精やら獣はやりましたけど鬼は初めて」

[ 2025年3月21日 17:00 ]

劇団☆新感線「紅鬼物語」に主演する柚香光(中央)と鈴木拡樹(左)、演出・いのうえひでのり氏                               
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 元宝塚歌劇団花組トップスターで女優の柚香光(33)が21日、大阪市内で主演舞台「紅鬼物語」(5月13~6月1日、大阪・SkyシアターMBS)の取材会に出席した。

 劇団☆新感線の45周年記念興行で、柚香にとっては宝塚退団後の初舞台。平安時代を舞台に、鬼でありながら人の妻であり、子の母という難役に挑戦する柚香は「鬼と聞いて心が引っ張られるぐらい“やりたい”と思いました。宝塚時代、妖精やら獣はやりましたけど、鬼は初めてだったので」と瞳を輝かせた。

 宝塚時代、輝くオーラでトップに昇り詰めた柚香は「15年間、男役をやってきて。例えば脇に卵1個分を空けてシルエットを作る…みたいなことを意識してきたのに、今はその卵をつぶして、開いていた足も楚々に…。女性としての所作を浸透させていくのが、目下の課題」と苦笑い。

 立ち回りの稽古では「守られる立場なんですけど“立ち方が凜々しい”と。“自分で戦いそうだ”と言われてしまいまして。守られる、という立場が初めてなので。つい足を踏み出しそうだった」と笑わせた。

 演出のいのうえひでのり氏(65)は柚香の起用について「彼女はすごく真面目な方。彼女の宝塚卒業と、こちらがヒロインを探しているタイミングが一致して、これはお芝居の神様に“やれ”と言われた感じがした。一風変わったいのうえ歌舞伎になるはず」と自信をのぞかせた。

 7年ぶりの劇団☆新感線出演で、柚香ふんする鬼・紅子の人間の夫を演じる鈴木拡樹(39)も「今回、成功をしっかり収めて勝利をもぎ取りたい」と宣言した。

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