小籔千豊　「学校Ⅱ」で共演のいしだあゆみさん訃報に落胆　忘れられない笑顔の関西弁「大阪なん？」

小籔千豊
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　お笑いタレントの小籔千豊（51）が21日、カンテレ「旬感LIVE　とれたてっ！」（月～金曜後１・50）に出演し、出演映画「学校Ⅱ」（1996年公開、山田洋次監督）で共演したいしだあゆみさんの思い出を語った。

　小籔は映画初出演だけでなく、芸人としても全くの駆け出し。そのため共演者にもとても話しかける余裕はなかったが、大阪府池田市出身のいしださんが「大阪なん？」と関西弁のイントネーションで話しかけてきたという。緊張しながら「そうなんです」と小籔が答えると、「どこ？」などと重ねて聞き、しばらく会話を交わして、新人芸人の緊張を解きほぐしてくれた。「それから撮影とか現場ですれ違うときも、こんな下っ端にもニコッとしていただいて、話しかけていただくようになりました」と、懐かしそうに振り返った。

　撮影が終わって大阪に帰ると、普段はほとんど仕事のことを聞かない父親が唯一聞いてきたのは「いしだあゆみ、きれいやったか？」だった。「ぼくは世代ではないんですけど、親からしたらとんでもないスターやったんやろなと思って。うん、きれいやった、と言ったら、そうか、おまえすごいなってうらやましがられたのを覚えています」と、改めていしださんの存在の大きさを知ったという。

　同映画には昨年10月に亡くなった西田敏行さんが主演を務め、小籔は「本当にお世話になった」と先日、同番組で追悼したばかり。共演した昭和の大スターの相次ぐ訃報に寂しそうな表情を浮かべていた。