宝塚宙組トップ芹香斗亜サヨナラ公演開幕へ「後世にも伝えられていければ」

[ 2025年3月14日 17:57 ]

本公演で退団する芹香斗亜
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 宝塚歌劇団宙組トップスター・芹香斗亜(せりか・とあ)のサヨナラ公演「宝塚110年の恋のうた/Razzle Dazzle」が15日、東京宝塚劇場で開幕する。

 「宝塚110…」は、過去上演された日本物の恋の名曲を紡いだレヴュー。

 「Razzle…」は、1950年代、米ロサンゼルスのナイトクラブを舞台に、芹香演じるレイモンド・ブルーが真実の愛に気づくことを描いたハートフルコメディ。

 通し舞台稽古後にトップ娘役・春乃(はるの)さくらとともに囲み取材が行われた。2人が東京公演で囲み取材を行うのは初めて。

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 ――宝塚らしい2作品だが、どんな思いを込めて演じている?

 「日本物のショーについては後世にも伝えられていければ。お芝居についてはとにかくハッピーなミュージカルなので、楽しいと思って演じられればと思います」(芹香)「宝塚の日本物の歴史のすばらしさ、愛を大切に演じていきたいと思っています。お芝居は夢を大切に演じていきたいと思っております」(春乃)。

 ――日本物のショーについて好きなシーンは?

 「全部好きですけど、これだけ受け継がれるということは皆様も良い曲だなと思っていただけるからだと思うので本当に難しいですね。でもその中で選ぶとしたら今回唯一の新曲「定家葛」がありますので、またどこかでこの曲が舞台で受け継がれたらいいなと思います」(芹香)

 ――お芝居で大切にしていることは?

 「レイモンド・ブルーの価値観がどんどん変わっていくのが見せ場というか。破天荒なお坊ちゃまから最後は夢を皆とかなえたい流れを大切に演じています」(芹香)「夢の大切さというのを心に秘めて演じています。お客様の夢というのはそれぞれだと思うけれど、もう1度夢に対して考えていただければいいなと思って演じています」(春乃) 

 ――東京のお客様に対するメッセージと後輩に対するメッセージを

 「皆様ヒートアップして待ってくださっているというのを実感しておりますので、それを超えるほどの愛を届けられればと思います。後輩に関しては、健康で過ごしてもらいたいなと思っています」(芹香)

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 4月27日まで。千秋楽と前楽はライブ配信と全国の映画館でライブ中継、3月27日午後6時半の新人公演はライブ配信される。

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