×

畑中建人が6回TKO勝ちで再起「チャンスをモノにできるよう」父・清詞会長と父子2代世界王者を目指し

[ 2025年4月5日 19:15 ]

畑中ジムの畑中清詞会長(左)と畑中建人
Photo By スポニチ

 プロボクシング元WBOアジアパシフィック(AP)フライ級王者の畑中建人(26=畑中)が5日、名古屋市昭和スポーツセンターで再起戦となるスーパーフライ級10回戦に臨み、フィリピン同級2位ウィベルト・ベロンド(フィリピン)を6回2分48秒、TKOで下した。昨年8月にWBOAP王座初防衛戦でタナンチャイ・チャルンパック(タイ)に判定負けし、王座から陥落。それ以来の試合だった。

 勝利後のリングで「チームの体制が変わり、妻にはいつもながらサポートを良くしてもらった。チームが力になり、本当に勝ちたかったので(結果が出て)良かった。この階級でチャンスをモノにできるように頑張りたい」などと再出発の意気込みを語った。ジム会長でもある元WBC世界スーパーバンタム級王者の父・清詞氏に続く父子2代で世界王者を目指している。

 初回からジャブをカウンターでもらい、いきなりダウンを奪われた。2回序盤は左右を思い切り振ってくる相手の圧力に押され気味。ブロックからワンツーなど打ち返すものの、いきなりの右を効かされ、ロープに詰められて連打で2度目のダウンを喫した。ダメージがある様子ながら強気に迎え撃ち、この回終盤は相手の右に対し、右ショートを鮮やかに合わせてダウンを奪い返した。3回から左ジャブで距離を保ち立て直した。そして6回はいきなりの右を何度も当てて流れをつかみ、右アッパーから左ボディーをクリーンヒット。相手は腹を押さえてキャンバスに両膝をついた。ここでレフェリーが試合を止めた。

 試合のもようはYouTubeのCBCスポーツ公式チャンネルでライブ配信された。

続きを表示

「井上尚弥」特集記事

「那須川天心」特集記事

2025年4月5日のニュース