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井上尚弥 父・真吾トレーナーの存在の大きさを語る やめずに続けさせる上手さとは?「口だけじゃない」

[ 2023年7月15日 20:57 ]

井上尚弥と父・真吾トレーナー(左)
Photo By スポニチ

 前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(30=大橋)が14日にEテレで放送された「スイッチインタビュー」に出演。父親である真吾トレーナーについて語る場面があった。

 テレビでの対談番組に初出演となった井上。そして今回は歌手のきゃりーぱみゅぱみゅの熱望から両者の対談が実現した。

 小学校1年生の時に父親に頼んでボクシングを始めた尚弥。きゃりーは「普段はお父さんですけど、練習の時にはコーチになるわけじゃないですか。そこはモードを変えたりしていたんですか?」と質問した。尚弥は「小学生の時は割とそのモードというものが変えられなかった。家に父親がいると“嫌だな”みたいな感じで、家にずっとトレーナーがいるみたいな感覚でした」と回答した。

 小学生時代に尚弥が休みの日に朝起きて、子供向けのアニメを見ていると父親から「そんなもの見てる時間があるなら走ってこい」と喝を入れられることもあり、少しストレスを感じることもあったという。

 それでも尚弥は、真面目にボクシングに打ち込んだ。きゃりーから「そこまで打ち込めるボクシングの魅力って何ですか?」と聞いた。尚弥は「当時は自分から教えてほしいと頼んだので、その時点で“やめたい”と言える状況ではじゃなかった」と答えた。

 それを聞いてきゃりーは「小学生だとやってみて“無理かも”と思ったり、他のものに興味が出て遊んじゃったりとかもありそうですけど、男らしいですね。お父様との関係も含めて素素敵ですね」と深く感銘を受けた。

 そして、父親にはやめずに続けさせる上手さがあるという尚弥。「まずは口だけじゃないんです。父は自分ら以上にやって背中で見せるんですよ。“走りたくないな…”って日でも父は勝手に走りに行くんですよ。そうすると自分らもやらなきゃいけない状況に追い込まれるんですよね」と父親の存在の大きさを語った。

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2023年7月15日のニュース