【スキー】ノルディック複合男子団体の日本は5位 前半飛躍3位も16年ぶり表彰台はならず

[ 2025年3月8日 00:23 ]

ノルディックスキー世界選手権 第9日 ( 2025年3月7日    ノルウェー・トロンヘイム )

渡部暁斗(AP)
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 ノルディック複合の男子団体(前半飛躍ヒルサイズ=HS138メートル、後半距離4×5キロ)が行われ、渡部暁斗(36=北野建設)、谷地宙(24=JAL)、渡部善斗(33=北野建設)、山本涼太(27=長野日野自動車)の日本は5位だった。ドイツが4大会ぶりに優勝した。当初6日に予定されていた競技は強風のため一日延期されていた。

 前半飛躍で日本は1番手の渡部暁が130メートル、2番手の谷地が134.5メートルをマーク。3番手の渡部善は127.5メートル、4番手の山本は125メートルにとどまり4位に下がったが、1位だったノルウェーのヨルゲン・グラーバクがビンディングの規定違反で失格となり、5位へ転落したため3位に浮上。タイム換算で前半首位オーストリアから28秒差、2位ドイツから26秒差、前回大会まで3連覇のノルウェーとは1分14秒差で後半距離に臨んだ。

 リレーは1走・渡部善、2走・渡部暁、3走・谷地、アンカー・山本のオーダー。渡部善は4位フィンランドと21秒、ノルウェーとは38.8秒差で3位をキープしたが、来季での引退を表明し最後の世界選手権に臨んでいる渡部暁がフィンランドに追いつかれ、最後は2.3秒差の4位に後退した。谷地は前半こそフィンランドに食らいついたものの後半に突き放され、ノルウェーにもかわされて5位転落。山本も追い上げられず、優勝のドイツと3分16秒、3位ノルウェーとは1分36 秒差でフィニッシュした。

 1チーム4人で戦う団体で、日本は22年北京冬季五輪で28年ぶりの表彰台となる銅メダルを獲得。しかし、世界選手権のメダルは09年リベレツ(チェコ)大会の金が最後で、前回の23年プラニツァ(スロベニア)大会は7位と惨敗していた。

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