【ジャンプ】高梨沙羅は12位 2大会続けてメダルなし 女子LHの2回目は中止 19歳プレブツが2冠

[ 2025年3月8日 02:04 ]

ノルディックスキー世界選手権 第9日 ( 2025年3月7日    ノルウェー・トロンヘイム )

高梨沙羅の1回目のジャンプ(ロイター)

 ジャンプ女子個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS138メートル)が行われ、高梨沙羅(28=クラレ)は12位に終わった。今大会の高梨は個人ノーマルヒルが14位で、女子団体と混合団体はいずれも5位。個人・団体合わせて過去7個のメダルを獲得してきた世界選手権で、2大会続けて表彰台を逃した。スロベニアのニカ・プレブツ(19)がノーマルヒルに続いて制した。

 高梨は1回目124メートル50の12位。2回目の途中で強風により、キャンセルとなり、1回目の成績で順位が決まった。丸山希(26)は7位、伊藤有希(30=土屋ホーム)は9位、勢藤優花(28=オカモトグループ)は31位だった。

 高梨は5日の混合団体後、「日本チームに貢献することができなかった。自分のジャンプができないというところには、力不足をかなり感じている」と話していた。今大会は飛躍が2本そろうことがなく、特にこの日と同じラージヒルで実施された混合団体では上位勢との差が大きかった。元々の課題で今季からのルール改正により減点が厳しくなった飛型点では一度も50点台がなく、表彰台が見えてこなかった。

 今季はW杯でも4位が最高で、シーズン終盤になっても飛型点の問題を含めて試行錯誤が続く。開幕まで1年を切った来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪へ向け、今季残りのW杯とオフシーズンで上位進出のきっかけをつかみたい。

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