「はいよろこんで」MV制作者、大学中退を発表　23歳「心身の回復に努める」　作家業・研究は継続

かねひさ和哉氏X（@kane_hisa）から

　昨年NHK紅白初出場を果たしたマルチクリエーター、こっちのけんと（28）の代表曲「はいよろこんで」などのMVを手掛けたアニメーション作家・かねひさ和哉氏（23）がSNSを通じ、関西大学を中退したと発表した。

　NHK「みんなのうた」での岡崎体育の楽曲「ともだちのともだち」などこれまで多数の映像を手掛け、昨年こっちのけんとの大ブレークで知名度を高めたかねひさ氏。9日に「昨年度末をもって関西大学文学部を正式に中退しました」と発表した。

　「体調不良により2年ほど断続的に休学していたのですが、休学中に始めた作家業が忙しくなり、また心身の不調も未だ続いている状況を鑑みて、一旦作家業を継続しながら心身の回復に努めることを決断した次第です」と理由を説明。

　「ただし、在野でのアニメーション史研究には引き続き(できる範囲で)取り組んでいこうと考えています」といい「現在もアニメーションの歴史を紐解くための企画がいくつか水面下で動いています。今後とも、何卒よろしくお願いいたします」と呼びかけた。

　かねひさ氏は2001年6月4日生まれ、大阪府高槻市出身。2022年からアニメーション制作活動を開始した。“昭和風”な映像が話題を呼び、アーティストのMVのほかアイモバイル「ふるなび」や日本コロムビア「笠置シヅ子とブギウギの時代」、日清のどん兵衛「はいよろこんで 利き利きどん 篇」などCM・プロモーションビデオも多数手掛けている。