丹生明里 「フラガール」で覚悟 初の単独主演に「自信を持って立たないと引っ張っていけない」

[ 2025年4月5日 05:00 ]

フラガールの衣装でポーズを決める丹生明里(撮影・尾崎 有希)

 昨年12月に日向坂46を卒業した丹生明里(24)が初の単独主演作となる舞台「フラガール ―dance for smile―」(5月22日~6月2日、東京・新国立劇場中劇場)に向け士気を高めている。

 オファーが来た時は「私ですか?」と驚くと同時に「震えました」と重圧を感じた。だが、グループでセンターを務めた経験から「自分が自信を持って立たないと引っ張っていけないという意識を強く持ちたい」と座長としての心持ちを語った。

 2006年公開の大ヒット映画「フラガール」の舞台版で、19、21、22年に続く4回目の上演。昭和40年の福島県いわき市の炭鉱町で家族の反対を押し切ってフラダンサーを目指す高校生を演じる。「やっぱ体の動かし方、使い方が全然違うんです」とアイドル時代のダンスとフラダンスの違いに戸惑いを隠せないも「本番までにいかに完成度を高められるか」と自らの成長を楽しみにしている様子だ。

 22年に主演した、グループ時代の先輩でもある潮紗理菜(27)にも役作りを相談。あぐらをかく場面があるといい、そこの難しさを伝えられてからは家ではあぐらで過ごす努力も始めた。「普段使わない筋肉を使うので足が痛くなっちゃいますね」と照れ笑いも浮かべた。

 天真らんまんな笑顔でファンを魅了してきた丹生。演出の岡村俊一氏は「明るさが大事な役。持ち前の明るさに引かれました」と起用理由を明かした。

 卒業した現在の心境を「全ての責任も感情も全て1人で考えて行動しなければならないので、すごい身が引き締まる思いです」と明かした。女優業にとどまらず、趣味のゲーム関連の仕事などにも意欲を見せマルチな活躍を目指す。「自分の意思、やりたいことをずっと根底に持ち続けなきゃという意識が強くなってます」

 座長として強い自己を持つ今作を経験することで、ソロでの活躍がますます広がっていきそうだ。

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