宝塚歌劇団・村上理事長 雇用関係の見直しなど改善に全力「時間をかけて積み上げて…」

[ 2025年3月11日 19:37 ]

取材に応じた宝塚歌劇団・村上浩爾理事長
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 宝塚歌劇団の村上浩爾理事長は11日、兵庫・宝塚市の同劇団内で取材に応じ、歌劇団の改善に向けた取り組みなどについて改めて言及した。

 劇団は一昨年9月、宙組の劇団員が急死したことに発し、過重労働などへの是正に取り組んでいる。7月をめどに「株式会社宝塚歌劇団」とすることも明らかにしており、その中で、劇団員との雇用関係の見直しを実施。専門性の高い専科13人についてはこれまで通りタレント契約としたが、従来タレント契約だった入団6年目以降の劇団員に対して、3月1日付で全員と雇用契約したことを明らかにした。

 歌劇団によると、11日時点で団員は423人。専科は13人で、今回入団6年目以降221人と雇用契約を結んだという。

 村上理事長は「これからも100年、200年と宝塚歌劇をお客さまにしっかりお届けしたいと思っていますし、(改革を)決めて翌日にすぐ、というわけにはいかないものだと思いますが、時間をかけて積み上げていかなければいけないものだと思っています」と改革に取り組み続ける決意を語った。

 さらに歌劇団は、従来長時間に渡っていた稽古の効率化を図るため、全教室にカメラを設置し全タカラジェンヌにタブレットを貸与。振付や歌唱指導などに生かしているという。

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